ゼータさんの話はつづく
「ほらっ ここ この赤いのはケチャップがたれたあとだし」
「これは 底のほうにくっついていたカピカピのごはんつぶ」
「これ どうやらこのバスケットはお弁当箱だったんでしょうね」
「まあ、・・・みなさんはしょうがないとして」
「アヤさには気づいてほしかったなあ」
「スプリガンとして、ちょっとなあ・・・」
ゼータさんがアヤさんに目を向けると
こんどはアヤさんが「見てません」という雰囲気でそっぽをむく
まったくいいチームワークだ
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「ははははっ」
部長がアヤさんをフォローするように笑うが
その白々しさに全員の細くなった目が向く
「いや、あの、本当はこれ 僕のせいだし ほら・・・あのね?」
部長はオロオロと汗をふく
「部長 とりあえずニジさんのことキチンと話してくれない?」
「あ、うん・・・そうだね なんさん」
部長はカウンターのイスから立つとゼータさんとバトンタッチし
説明をはじめた
つづく
ネタがつきたぼくちんに励ましのお便りを~~