自作小説「機械」 新章「転」 が始まる前に作者より一言
あけましておめでとーヾ(@°▽°@)ノ
今年もよろしこー
では物語のつづきを
「爆弾を送ってきた犯人ですが、名前を特定しました」
ゼータさんの口からおどろくべき言葉が飛び出した
その言葉が本当だとしたら
やはり特殊機関?というか組織?の力は絶大なんだなあ
と ぼくちんは勝手に感心した
「犯人の・・・名前は?」
部長が、おっかなびっくりんな調子でゼータさんに尋ねる
ゼータさんは一度目を閉じ 間を開けて・・・・
「・・・」
「・・・犯人は」
「虹村カナさん・・・ニジさんです」
「!!」
一同に衝撃が走る
なんさんがいう
「ん~やっぱ そうだったか~ ニジさんか~」
部長はうつむき ミコシさんは目をつぶり腕組みをする
ぼくちんはゼータさんの言葉が信じられなかった
ニジさんには お茶をかけられたし
確かに激しそうな所がありそうだったが
邪悪さのかけらもない
その瞳は落ち着いていて その心の優しさを物語っていた
そんなこと・・・するだろうか?
もしかしてボクチンが怒らせた・・・からか?
「部長が協力してくれなかったから・・・おどしにってことなのですか」
ミコシさんが おそるおそる聞く
「う・・・うん そうかもしれない」
「いや、そうだろうな」
部長はまぶしそうな目で ミコシさんを見て力なく言う
「でも ゼータさん・・どうしてわかったの?」
「こんな短時間でつきとめるって」
「すごいね」
なんさんが部長の言葉にうなづき
「さすがはアーカム財団の工作部といったところよね~ ゼータさん」
「あ、ハイ いや、その・・・」
「なんさん そのことは秘密にしてもらうはずだったのですが・・・」
ゼータさんは頭をぼりぼりかいた
「あと これは言っちゃうとアヤさんに悪いかなと思ったのですが」
「この爆弾をみたら、だれでも分かるんじゃないかなあ・・・」
ゼータさんは できたらいいたくない といった雰囲気で もじもじと
爆弾の容れものだったバスケットを手に取り 皆の方に開く
そして、すうっとフタの裏側を指さして言った
「・・・名前が書いてあるんです」
「ここに」
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
「え~?」 なんさん
「はっ?」 ぼくちん
「う~ん」 ミコシさん
「ちょっ」 部長
「・・・・!?」 アヤさん
「ニャハハハっ」 たまねぎさん
ゼータさん「ほらっ ここに 『にじむら かな』って、ひらがなで・・・・」
全員
「ええええっーーー!!」
つづく