「と いうことなのよ~」
Zさんの話が一段落したっぽいので なんさんが割って入った
「でね 私最近だと そういうの思い当たる節がないのよね~」
「部長や皆とワーワーいってたころの人たちは もうほとんど引退したか改心させたし~」
「ず~~~っとイイ子でマスターしてただけだからさ~」
「恨みとかかってないはずなんだけど」
なんさんは ふうっとため息をつく
「なのにホラッ これでしょ 爆弾」
「ネコちゃんが届けてきたから かわいかったけど~」
「やっぱ お客さんとかに悪いじゃない?」
「で・・・関係あるとしたら 今回の部長の話からかな~って思って」
なんさんは両手を広げて お手上げのゼスチャアをする
「・・・ていうか爆弾ですよね」
「なんさん怖くないんですか?」
「ああ それは大丈夫」
「慣れてるし~」
「それにうちは こういうの大丈夫なように結界をはっているから」
「へ・・・?」
「結界?」
どういうことだ?
「ほらっ私 魔女だから すご腕の」
なんさんはニヤッっと笑う
「いっていいの?なんさん?」
部長が心配そうな顔できく
「うん、いいの もうこの中で知らないのドクロッチだけだし」
「今回のことドクロッチもかんけいしちゃったから 教えておいたほうがいいと思う」
・・・
・・・・・
・・・・・・・
・・・はあ? 魔女?初めて聞くタイプのギャグ
こんなこという人じゃないはずだけど・・・
「なんさんが・・・魔女?」
「あの ”奥様は魔女”みたいな?」
「そう その奥様なの」
「魔女でしょ」
ミコシさんがツッコミをいれる
「そそ 魔女!」
「で~ 『魔女ならこれくらいは』 ってみんなが考えるぐらいのことはできるのよ」
「え・・・じゃあもしかして 塵から金をとかできますか!?」
「錬金術ね できるわよ? 簡単!!」
なんさんはまた ニヤッっとわらったが すぐ眉をしかめて言う
「でも、それやっちゃうと金融が破綻しちゃうとかで 使っちゃいけないらしいの!」
なんさんは視線をうつし
「私が術 使わないよう お目付役もいるしね」
「ね~~!アヤさん!」
「もおおおおおおお!!なんさん!それも言っちゃあダメだったらあ!!」
ふたたび涙ぐんだアヤさん
・・・なるほど そうか
ボクチンはアヤさんのことを 仕事みたいにと思っていたが ほんとに仕事だったんだ
このバーを魔女の家みたいだと書いたが ほんとに魔女の家だったのだ・・・・
つづく
