すっかり、爽快になってしまったぼくちん
やっぱ部長はわかってるな~ などと思えてくる
もうほんと、すっかり 「なんでもいってくださいよ!部長!ぼくちんにまかせて~」
な気分になった
が
あれ・・・?クリーニング代?
服が汚れたってことを知っているってことは
「ニジさんと話したんですか?部長?」
「え?いや こっちからは連絡とれなくなってるんだよね」
「電話番号かえたとか みたいで」
と いうことは・・・
「やっぱりミコシさん 最後までみてたんじゃないですか!」
ミコシさんをにらみつける
ミコシさんはまた、額の汗をぬぐうかっこをして
「あや!あ、あはははは えと ごめんごめん全部みてました ははは」
「しかも皆にもう、はなしちゃった・・・と?」
「あ・・・・はは・・・う うん・・・・ごめん いっちゃいました」
まじかいやー
「もーーーー!勘弁してくださいよー はずかしいなあ」
「まあ、でも 石仮面も手に入れられたし よかったじゃないドクロっち」
ぼくちん用のコーヒーをいれて なんさんが持ってきてくれた
「ドクロッチはよかったんだろうけど 残念よね~天使」
「どんなだったか語ってほしかったのにね~」
なんさんは唇をとがらせ不満顔をつくる
「あ、やっぱ あの全員集合のメールは それを皆に語らせようってことだったんですか?」
「う?ううん ちがう」
「あのメールは別件」
「ドクロさんも来たことだし そろそろ話してくれない?なんさん」
部長が聞く
「うん、じゃあ話すから みんなこっちに注目して~」
みんなの目がカウンターのなんさんに向く
なんさんは なんだかへんな魔術師のような身振りをして
「それでは おたちあい」
「こちらにとりいだしたりますわ~」
なんだかへんなショーが始まった
「子猫のバントラインちゃんが運んできた お届けものの」
「その名も・・・」
「バスケット爆弾!!」
ドンっとカウンターの上に一部がむき出しになったバスケットがおかれる
「え?なんさん なんっていった?バクダン・・・つった?」
「ええ!!」
部長とミコシさんがカウンターから飛びのく
はあ~~?
なにそのリアクション?・・・
「ちょっ そんなわけないじゃないですか」
「爆弾なんて そんな大げさにとびのいちゃって~」
「冗談でしょう なんさん」
「下手な冗談ー」
ボクチンが手を伸ばし バスケットをつかもうとした瞬間
「ドカーーーーーン!!!」
自作小説「機械」 ・・・ 完
うそです つづきます ヾ(@°▽°@)ノ