窮地にたたされた我らがドクロちゃん、部長の威厳をまもるため知恵をふりしぼる!
そうだ、これだ!「僕の前に道はない、僕の後ろに道はできる作戦」だ!
さいわいかもしかマラソンのコースは、菰野町をぐるっと回ってもとにもどるコースだ
途中でこっそりと姿をくらませ、道なき道やケモノ道にわけいり
やぶをかきわけ、小川をこえてゴール直前でこーすにもどればいいのだ フフフ
が、まさにコースわきの森に踏み入ろうとした時ふとおもいだした
そういえば受付でくばられたゼッケンにはビニールでパックされた小さな赤い機械がついているのだ
昨今のマラソンはハイテクだ
その機会は発信機でランナーのおはようからお休みまでを・・・もといスタートからゴールまでをGPSで
管理して走破タイムや順位も一括管理されているのだ
やばいやばい・・・・もしもみつかっていたらごりっぺに下剋上のチャンスをあたてしまうとこである
ぼくちんの策は封じられ、途方に暮れてコースをとぼとぼ歩いていると
マラソンの女神はぼくちんにほほ笑んだ
少し前をみると
ぷりんぷりんのぽよんぽよんの女子大生?おねいさん軍団が
ぴっちぴちでおいしそ~なアンヨでかけぬけていく
無意識に後尾にはりつく、ぼくちん
おねいさんがたにまじって気分はうっきうきのピクニック
きゃっきゃうふふと景色もみずに おねいさんのおしりにくいつていくと
きづいたら地元青年団が扮する「僧兵の太鼓うち」にでくわした
たしかこの地域に古くから伝わる僧兵祭りの衣装なのだろう
あれ?これって行きにみたぞ?
そうだ!たしかスタートから2~3キロのところでいたよ!
ということはのこり、あと2~3キロってことだ
エロの力は偉大だ、体中の力を使い果たし、リタイアさえ考えていたぼくちんをゴール手前まで
はこんでくれた、さんきゅー!エロス!さんきゅー!おねいさん!
(後で聞いたが、このころごりっぺどんは、がまんしきれず、野○んこをしていたそうだ)
いよいよゴールのゲートがみえる
やった!部長もごりっぺも抜かれた覚えはない、ぼくちんが一位だ!
家族にもいいところがみせられる!
最後の力をふりしぼり、ゴールのこり100メートルのところでダッシュ!!
が・・・このマラソン最大の悲劇がここでおこってしまう
マラソンの女神は最後の最後でぼくちんをみはなしてうのか!
次回最終話「マラソン顛末記・その瞳がみつめるさきに」をおたのしみ!