会場につくと約6000千人の参加者がひしめきあっていた
なごやかに談笑するもの
ひたすらウオーミングアップに集中するもの
うちの子らに乳首をいじられるエージェントG(ごりっぺ)
さまざまだ
ぼくちんといえば、きりりと足元からきたえあげた屈強なランナーたちにまざって
にわかスポーツマン気分を味わい気分がよくなったので
「まずまずのコンディションだな・・・」などとベテランランナーぶりでエージェントGにプレッシャーをかけてみたりした
まずは今回一緒に10キロをはしる妖怪語り部の部長と合流だ
上下黒のウエアで赤のワンポイント・・・・聞いていた部長の特徴をさがしてしばしきょろきょろ
あっさりエージェントGがみつける この男の野生の嗅覚にはいつもながらおどろかされる
部長はピグのキャラクターとそっくりな温和な感じのおじさんだったが
さすがに当日ということで余裕がない感じであった
ぼくちんは「やばいっすよ~~ぜんぜん練習できなかったし、昨日も寝れなかったすわ~(笑)」
などと、期末試験の前の学生のように部長の油断をさそってみる
勝負はすでにはじまっているのだ
いよいよスタートの時間がちかづく
ハーフマラソンの組のスタートを見学しその迫力に唖然とし
このまま腹痛を訴えて、エージェントGと部長の応援に回って、お茶を濁してしまおうかとおもったが
あっというまに10キロ組のスタートがきてしまう
かくして鈴鹿かもしかマラソン10キロの部スタートの号砲が火を噴き
ぼくちんらは走り出したのであった!
まずはエージェント・・・めんどくなったのでごりっぺと並んで走る
ごりっぺはたよれる男だ・・・いざとなったらおぶってもらおうと画策するぼくちん
が・・・勝負は非情だ ラストで追い抜いてべそをかかせてやるのだ・・・・フフフ
などとスポーツマンシップにのっとった腹黒い策を思いめぐらしているうち
うしろから声がかかる
いつのまにか部長がおいついた(きづかなかったが最初からいた?)
しばし三人で風景をみたりして、余裕で走っていたが
練習での最高走破距離3キロを超えたあたりで、肝臓のあたり?がおもくなってきた
これはやばい・・・リタイアなどしたら玉ねぎ部で、ごりっぺにかっこうのネタとしておもしろおかしくふれまわられてしまう
部長としての威厳をたもつためにそれだけはさけねばならぬ
あらゆる手段をこうじねばならぬ
ごりっぺの後ろに部長がついて走っていたので、その後ろにつき勝手に「ジェットストリームアタック」をしかけてみる
仮想アムロ役をさがしてみるがいないので中止する
脳内で「クリリンのことかーーーーーーーー!!!」「おまえは俺を怒らせた!」などと
怒りワードを思い浮かべて体に喝をいれようと試みるが効果なし
そうだ「なんばあるき」だ!足と手をそろえていっしょにだす「なんばあるき」は忍者が生み出した日本武術の秘伝である
2歩3歩とふみだしてみるが、沿道で応援に来ている地元民の目線により「なんばあるき」は封印されてしまう
やばい!このままでは・・・このままではーーーー!!部長の威厳がああああああああ!!
続く
