個展作品紹介⑨「男性受胎」について。 | 伽椰子 (立体造形)

伽椰子 (立体造形)

近年は、剥製を主に据えたオブジェの制作・展示や医療器具を用いたアクセサリーの製作・販売をしています。
ブランド名は、「Death’s-head Hawkmoth」。

画期的なタイトルですね。

 

 

男の人に、多胎児で逆子の赤ん坊を産んでみませんかと、ちょっと意地悪な気持ちでつくりました。

 

 

まずは、予め撮っておいた画像をご覧ください(o^―^o)ニコ

 

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材質から説明致します。

 

 

頭の上のポンポンしたものは手作りのドライフラワーです。

 

 

頭の中の発想は柔軟でいいという私からの小さなメッセージでもあります。

 

 

胸元の右側にある薄ピンクのものは、魚類の卵巣の剥製です。

 

 

とても綺麗でした。

 

 

お顔周りにあるもじゃもじゃしたものも、大体が海の生き物で、珊瑚だったり名前忘れちゃったりしたものです(多分、テズルモズル)。

 

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斜め横からの図です。

 

 

次は、真横です。

 

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古い解剖図巻に載っていた妊婦さんの図を貼りました。

 

 

お腹周りにのグニャグニャしたものは、随分と長ーい臍帯です。

 

 

石粉粘土でつくりました。

 

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後姿は、殺風景です。

 

 

模型そのものの美しさを残しておきたかったからです。

 

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子宮口のところは、テヅルモヅルで体毛を表現し、小さな赤珊瑚で血管、また、透明な粘土の中に細工を施して、受精卵をたくさんくっ付けてみました。

 

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よく寝ています。

 

胸元に脳みそがあるのは、感情は頭で生じているのに、胸のあたりでギューっと感じるから。

 

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最後は頭部です。

 

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鼻が擦り剝けているのも、昔のものだからご愛嬌♥

 

 

喉元の石膏は、特に上手に塗れたなと思います。

 

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この画像を撮った後に、鎖骨の部分に朱色の古代ビーズを付けて、ちょっとおしゃれにしました。

 

 

見た目重量がありますが、寧ろ細工がデリケートな分、つくる順番を間違えて壊さないように四苦八苦しておりました。

 

 

遊び心でパズルを組み立てるような感覚でつくった作品です。

 

 

最後まで、お読み頂き、ありがとうございました。

 

 

作品紹介は、また後日に続きます。

 

 

良ければ読んでくださいね。

 

 

よろしくお願い致します。