先日、「赤いポストと差別」のお話を書きました📮
「当事者が差別だと感じたら、それは差別なのか?」というテーマでしたが、
今回のニュースにもどこか通じるものを感じます。
職場の年上男性から「〇〇ちゃん」と呼ばれたり、
「かわいい」「体形良いよね」と言われたことをセクハラとして訴え、
東京地裁は「許容される限度を超えた違法なハラスメント」と認定。
男性に22万円の支払いを命じたそうです。
判決などによると、女性が東京都内の営業所に勤務していた2020年以降、男性から名前をちゃん付けで呼ばれたほか「かわいい」「体形良いよね」と言われた。女性は21年にうつ病と診断され、その後退職した。男性は厳重注意処分となっている。
裁判官は、
「ちゃん付けは幼い子どもに向けた呼称であり、業務で用いる必要はない。
不快感を与える行為だった」と指摘。
一見、「親しみを込めただけじゃない?」と思う人もいるかもしれません。
でも、女性が感じたのは単なる“違和感”ではなく、
自分が同僚の男性に疑似恋愛の対象として見られているような感覚がキツかったのかも…
この件は「ちゃん付け」ばかりが注目されていますが、
本当につらかったのは、容姿について触れられたことだったのかもしれません。
このニュースを見て、私はこんな事を想像しました🤔
ある会社に面接に行って、
面接官が高圧的だったり、
履歴書を見て小馬鹿にしたような態度を取ったと感じたら…
「圧迫面接によるハラスメントだ!」と訴える人が
今後出てくるのではないか…
「感じ方がすべて」になっていく社会は、
一見やさしいようでいて、ちょっと息苦しい世の中でもあります。
誰もが加害者にも被害者にもなり得る時代。
だからこそ、
相手を思いやる言葉選びと、
少しの“受け流す力”の両方が大切なのかもしれません🌿

