8月3日から拙作『ドコニモイケナイ』が再上映されます。

9日までの一週間限定であり、時間帯もまた夜ということもあり、

なかなか難しいとは思いますが、できれば皆様、お越しいただけると嬉しいです。


映画を公開して、半年以上が経ち、またこうして渋谷で上映できるのは、本当にうれしいことです。

また、この半年で日本映画監督協会の新人賞という嬉しいニュース飛び込んできました。

受賞以来、何が変わったのか? と聞かれれば、僕自身は何一つ変わってません。


ただ、両親が非常に喜んでくれまして、先週の日曜日、祖母の三回忌に行ったのですが、

親戚が皆、受賞のことを知っていて、姉貴からはご祝儀を頂くという展開に驚きました。

親戚一同が受賞を知っていた理由は、親父がどうやら話して回ったらしいのです。


親父は僕の作品を観てません。劇場にも一度も来ず、どんな映画なのかも一度も聞きませんでした。

元来、子供のやることに興味が無い親父は、他人様の迷惑にだけはなるな!というのが教えの人でした。

かといって、厳格な人かというと、そういう感じでもなく、優しい人です。

でも、そんな親父が受賞後、「これからもがんばってください」という丁寧なメールをくれ、そんなことを一度も言われたことが無かった僕は、仰天しました。

受賞して、何も変わらなかったし、僕自身は変わりたくないと思っていましたが、

それでも、こうした両親の喜びだけは、本当に良かったと思っています。


さて、もうひとつドイツの映画祭、ニッポン・コネクションに行ってきました。

初映画祭、初一人海外ということで、こちらは後日旅行記をUPします。

そこでも様々な人たちと出会いがありました。

この1年、映画を公開していく過程は、人との出会いの過程でもあります。

特に映画祭は本当に多くの人に出会い、本当にみなさんに良くして頂き、感謝しています。


さて、そんな人たちとの出会いをもとに、8月3日から再上映する『ドコニモイケナイ』には、連日トークゲストが来ていただけます!ここで、そのゲストのお話を少ししようかなと。みなさん、僕の思い入れのある方たちばかりに来て頂きますので、ゲストを知っている方も、知らない方も、この機会にトークも含めて劇場に遊びに来ていただけたらと思います!


8月3日(土)のゲスト:佐々木誠監督

佐々木監督には、昨年の公開の時に配給の方に紹介して頂きました。

『Fragment』や『INNERVISION』というドキュメンタリー映画の監督です。僕がご紹介頂いた時には、『INNERVISION』が公開を控えている時でした。

当時、まだまだ自分の作品を公開するのに自信が無かった時でした。佐々木監督は、DVDをご覧になるとすぐにご連絡を頂き、拙作をとても気に入って頂けたと仰ってくれました。まだあの頃は数人の方しか評価して頂けていなかった時期のことです。佐々木監督からしたら、海のものとも山のものとも分からない新人監督の作品を褒めることは、勇気がいったことかと思います。でも、佐々木監督は昨年の上映の際にもトークゲストに来て頂き、その後、『INNERVISION』のトークゲストにも呼んで頂きました。

まだ数回しか会ったことはないのですが、何だか勝手に兄貴のような存在だと思っています。

非常にフランクで、ユーモアがあり、後輩にも優しい兄貴のような感じですかね!?笑

佐々木監督に褒めて頂いた経験が、その後、僕をどんなに勇気づけたか!という感じなので、ぜひ、もう一度お話をしたいと思い、ぜひ、ゲストに再度来てもらおうと思いました。佐々木監督のユーモアのあるお話を聞きたい方はぜひ、ご来場ください!



8月4日(日)のゲスト:中村高寛監督

中村監督とは、今年の6月に日本映画学校の講師として出会いました。お互い、映画学校の授業で呼ばれ、20人近い学生と一緒に一週間新潟県の山古志村に合宿に行くという授業でした。

中村監督とは、出会ってすぐにいろいろな共通項が見つかり、すぐに意気投合しましたが、実は僕は中村監督の『ヨコハマメリー』という作品が大好きで、その監督と一緒に仕事をするという事で非常に緊張していました。しかし、会ってみると本当に気さくで、優しい方でした。

ドキュメンタリー映画に対する情熱を強く持っていらっしゃり、飲みながら熱く語り合う仲になれたことが本当に嬉しいです。

そんな中村監督に、トークゲストをお願いした際、すぐに快諾してくれました。

しかし、僕は中村監督が、拙作に対して本当にもっといろいろと意見があるのではないか?と飲みながらいつも思っています。ですので、この機会を逃さず、僕の作品について、今のドキュメンタリー映画について、いろいろと聞き出したいと思っています!


8月5日(月)のゲスト:若木康輔氏(ライター/neoneo編集室)

若木さんは、ドキュメンタリー映画の専門誌neoneoの編集室で様々な記事を担当されたり、ライターをしていらっしゃる方です。僕が山戸監督の『あの娘が海辺で踊ってる』をポレポレに観に行った時に、たまたま一緒の回をご覧になっていて、何人かで飲みに行ったのが初対面です。

その時には、オッサン4人が山戸監督を称賛しつづけて終わったのですが、それがご縁で僕の作品も観て頂きました。感想は→http://blog.goo.ne.jp/wakaki_1968

で、実は僕は今回、若木さんにゲストに来て頂きたいと思った理由には、大宮浩一監督の『長嶺ヤス子 裸足のフラメンコ』の公開時に若木さんが大宮監督に行ったインタビューを読んででした。

インタビューはこちら→http://webneo.org/archives/8088

僕は大宮監督には本当にお世話になっているのですが、大宮監督作品は非常に語りづらい。

監督が何を考えているかが分かりづらいし、普段、監督に話をしてもひょいとかわされてしまうんです。

大宮監督は、あまり自作についてだらだらと語りたがらない性格です。

大宮監督の『季節めぐり それぞれの居場所』の際にある批評家が書いた文章に、僕は辟易していて、評論がこの程度の文章しか書かないようでは、大宮監督の作品群はきちんと評価されないのではないか? そう思っていた矢先のことでした。僕は若木さんのインタビューを読み、大宮監督からこのようなお話を聞き出せたのはすごいなと思いました。ぜひ、若木さんが拙作をどう観るかを聞きたい、そう思い今回トークゲストに来ていただくことにしました。


8月6日(火)のゲスト:沖田修一監督

言わずもがな、『南極料理人』『キツツキと雨』『横道世之介』の監督です。

沖田監督とは、ドイツのニッポンコネクションという映画祭で知り合いました。『横道世之介』は僕の大好きな映画です。

また、ドイツでは本当にお世話になり、一緒に観光したり、買い物したり、酒を飲んだり!

沖田監督だけでなく、ドイツで出会った人たちは本当に良い人たちばかりで、今でも交流が続いていることに、本当に感謝しています。

ダメ元で沖田監督にDVDを送り、観てもらうことにしました。そしたらご覧になって頂き、トークゲストも快諾して頂きました。

沖田監督は、世之介を地で行くような方です。ゲストを快諾して頂いてなんですが、トークではどんな話をしようか、一番悩んでいます。笑


8月7日(水)のゲスト:本作撮影・山内大堂氏/本作編集・辻井潔氏

このお二人がいなければ、『ドコニモイケナイ』は生まれなかったでしょう。お二人とも、現在大活躍中のカメラマンと編集マンであり、僕の戦友です。

映画を作るって一人ではダメだな、と僕に思わせてくれた人たちです。

作っている途中の秘話を少しだけお話ししたいと思います!(全部は決して言えないこともあるのです!笑)


8月8日(木)のゲスト:入江悠監督

今年に入って出版された『観ずに死ねるか!ドキュメンタリー映画88』という本で、拙作について寄稿して頂いたのがご縁で、今回ゲストをお願いしました。

実はまだお会いしたことがありません。入江監督は『SRサイタマノラッパー』など、その作品群は拝見していましたが、まさかこのような形でお会いできるとは思っていませんでした。

お写真を拝見すると、何だかどんどん強面になられている印象があるのですが…。笑

実は入江監督の大学時代の先輩が沖田監督だと昨日知ったのですが、変な縁ですね。

僕は日大に落ちているので、受かっていたら僕はあの二人の後輩かぁ~って、皆受かれば後輩ですね・・・笑

でも、入江監督はほぼ同世代の監督として、先輩として本当にいろいろとお聞きしたいことがあるので、僕も楽しみにしています!


8月9日(金)のゲスト:土屋豊監督

現在、UPLINKにて絶賛公開中の『タリウム少女の毒殺日記』の監督です。

実は今日、『タリウム~』のゲストに呼ばれ、土屋監督と初対面してきました。

ドキュメンタリー映画の大先輩であり、実は最初、ちょっと怖いイメージがあったのですが、今日は本当に僕の話を真剣に聞いて頂き、何だか素人の感想のような話ばかりをしてしまう僕をリードしてくれました。

土屋監督の『新しい神様』を観て、ものすごい衝撃を受けたのを覚えている。

えっ!?なんで!?なんで???って展開とか、強烈な登場人物とか、まったく感情移入できないのに、何か見入ってしまう感じ。

10年経って『タリウム少女~』を観て、僕はまたまたえっ!?なんで!?なんで??って状況になりました。僕なんかより何歩も前を歩いている大先輩ですが、土屋監督が拙作をどうご覧になったかを聞くのは楽しみであり、怖くもあります。



と、ここまでゲストについて書いてきましたが、今回のゲストはスタッフを除いて、映画を公開してからであった人たちばかりです。

この映画が出会わせてくれた人たちといっても過言ではないです。

そして、中にはなかなかトークゲストに来られない方もいます。

ですので是非、この機会にUPLINKに遊びに来ていただけたらと思います!



島田隆一

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