昨日、夕方の回に『アルマジロ』を観に行った。

K'sシネマのエレベーターをあがると、見知った顔が!?

『1000年の山古志』のカメラマンだった松根さんが、ロビーの椅子に座っていたのである。


新年会で顔を合わせていたので、数日振りの対面。

松根さんは僕の顔を見るなり、

「『アルマジロ』を見終わったら、『チチを撮りに』を観に行くけど、お前も行かない?」

なにやら、松根さんと同期の方が『チチを撮りに』の照明をされたそうで、それならば僕が行かないわけにはいかない。まあ気になっていた映画でもあったので、その場で前売りを購入。


『アルマジロ』を観る。


うん、凄い!

何だか、きっと全てが現実なのにうそ臭くて仕方がない。

ゲーム場面から本当の空爆に切り替わる編集には、どひゃ~!って声をあげそうになった。

映画自体、面白いとか面白くないとかそういう言葉も寄せ付けない。

何だろう? 圧倒的な現実というのは、それだけで虚構性を帯びるのですね、きっと。

撮影は4台のカメラで行われたってどこかで読んだ気がしますが、うる覚えなので正確ではないですが、

4台のカメラで作られる意味も意義もある映像群。

凄かった、という言葉しか出てこないです。

映画自体のクオリティーもさることながら、そこで描かれる地元の方の声、

そして兵士たちの日常があり、本当に劇映画並みに構成も素晴らしい。


さて、そして一服する時間もなく、『チチを撮りに』へ。


松根さんのお知り合いの方が関わっていたり、Facebookで監督とは繋がっているので、非常に書きづらいのですが、僕はどうしてものれなかった・・・。ごめんなさい。


まず、冒頭ショットの蛇口のアップから、ちょっと不安になってしまい・・・

渡辺さんが電話しているショットの後ろでカーテンが揺れるのですが、

そこについている効果音を聴いて、あっ僕は駄目かも・・・と思ってしまいました。


渡辺さんの人物像の作り方も、子どもたちの人物像の作り方も、僕にはどうしても魅力的に思えず、

20歳の女の子が非常に幼く、母親が過保護なのは分かるとしても、母親の気質みたいなものを娘が語る以外にほとんど感じられないのは残念でした。


ショットの1つ1つは非常に収まりが良いのですが、エッ!?と思うようなショットが無いのです・・・。

効果音も非常に丹念に、綺麗についているのですが、物語を演出するためというより、ここの場所ならこういう音がしているよね、という音に聴こえてしまう感じでした。


でも、僕が観ている横の席に座っていた女性は、割と冒頭から最後まで泣きっぱなしだったので、僕がひねくれているのでしょう・・・きっと。

素直に観たら、ほのぼのとした温かい気持ちになる映画だと思います。

好みの問題かもしません。ほのぼの系が好きな方は是非!

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