航空救急で求められるスキル | 空が現場になる!

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いろんなところで命と向き合う

航空救急は、航空機を用いた救急活動のことをいいます。
ドラマなどで見かけることも多く、憧れを抱いている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ただ、非常に緊急性が高い任務を任される分、現場ではあらゆるスキルが求められます。
そもそも航空機での医療活動は、地上での医療とは異なる環境で行われます。
そんな中、高度な医療技術を駆使し、患者を安全かつ迅速に医療施設へ搬送しなければなりません。

航空救急で第一に必要とされるのが、緊急時における迅速な対応です。
航空機を使うのは、重症の患者さんの搬送をはじめ事故や災害時など、すぐさま現場に到着にしなければならない状況がほとんどです。
患者さんの生存率を少しでも上げ、命を救うために、とにかくスピーディな対応をしなければなりません。
また、チーム医療の在り方も重要な要素となります。
現場では医師・看護師・救急隊員など、さまざまな医療専門家が協力して患者さんの治療にあたります。
一人ひとりが周囲の状況を把握し、密に連携し、的確かつ効率的なケアで患者さんの安全と安心を確保することが求められます。
さらに、どんな患者さんに対応するかわからないため、多様な症例に対応できるスキルも大事になってきます。
事故や災害等の怪我の治療のみならず、心臓発作や脳卒中などの救急症例にも遭遇することがあります。
そのため、救急医療のプロフェッショナルとしての知識と経験を積む必要があるのです。
このように、さまざまなスキルが求められるものの、空からの視点で窮地に立たされた命を救う経験ができるのは、航空救急ならではの魅力といえるのではないでしょうか。