ゴールデンウィークの最終日に、東京の下町を巡るツアーを行うこととなった。まず、最初に千葉県と葛飾区の間を挟む江戸川を渡し船で移動する『矢切の渡し』に乗った。船の上で川風を浴びながらゆったりとした時間が流れていくのを感じ、とても清々しい気分になった。

 

 

次に訪れた場所は、映画の「男はつらいよ」の舞台にもなった『柴又』である。その柴又帝釈天の門前町は昔ながらの街並みが広がっており、特に参道では名物の草団子屋をはじめ、たくさんの店と多くの人で賑わっていた。

 

 

その後は電車に乗り、押上駅へ向かった。押上駅には『東京スカイツリー』があり、そしてその足元にはバラエティ豊かな店舗が集う『東京ソラマチ』がある。

 

 

その中でも私が面白いと思ったのは『食品サンプル屋』である。ここは、食品サンプルをおみやげ品や芸術品として販売しており、どれも本物と見間違える程の出来で何だかお腹が空いてくる程であった。押上を見終えた後は、上野までの道のりを歩いて移動することにした。その途中の浅草では言わずもがなの『雷門』の前で多くの観光客が写真を撮っており、まさに大盛況で私たちも雷門通りの商店街を見て回った。そして、最後には上野の「アメヤ横丁商店街」、通称『アメ横』を散策した。アメ横には例えば、食用の生きたカエルや亀などが売っている様な変なお店がたくさんあり、何回見ても退屈しない。皆さんも東京に残る日本の古い町並みや文化に大いに触れてみてはいかがだろう。

 

                                執筆者:杉林 隆太