Noと言える国 | ドイツ主婦の回顧録

ドイツ主婦の回顧録

好奇心が赴くままに生きて今に至る話



ドイツの数少ない好きなところ


それは、、、、




Noと言える国!



義理や人情よりも
個人の意見が尊重される国。




慣れないうちは

あまりにダイレクトなものの言い方や

本人を目の前にして
その意見に反論や同意しないのを見て


目玉が飛び出そうになった、笑。



しかし在独11年目ともなれば
それに慣れてきて
それが出来るようになってしまう。




たった今やってきた、笑。





仲のいい友達2家族と
登山(ハイキング)に
行くことになった。




私は登山が好きではない。



旦那達が計画した。

私は子供達を連れて
公園に行っていたので
事後報告だった。



目的地まで1時間 → と、遠い
最高気温4℃ → さ、寒い
前日大雨 → あ、足場悪い

で浮かなかったが、

仲のいい友人妻が
いつも私の背中を押してくれる。


3時間のコースだし
一緒に行こうよ。



それに励まされ
もー優しいなあ、
じゃあ行っちゃおっかな♥


と思っていたが、


本日旦那の3度目と4度目の
ネガティブでクリティカルな発言に
(ドイツ人あるある)
ブチ切れて
(私あるある、笑)



明日はどうにもこうにも
旦那と一緒にいたくない
と思ってしまった。


登山嫌い
遠い
寒い
足場悪い
旦那といたくない


ここまでネガティブ要素が
揃ってしまうと
友達の優しい情に
行きたく気持ちが勝ってしまい


今後も行動を共にする
仲良し家族には

本音で言うべきだと
電話をした。




端折ると

ごめんね

夏の短い登山なら行けるけれど
冬場の登山は苦手です。

違うことなら喜んで
あなた達と一緒に行くよ。

息子の足も腫れていて
明日行けるか分からない。

息子と私が行かないと
恐らく娘も行きません。

でも旦那は行くよ。






あれ、これ位なら
日本でも言えたかな???



ドイツは基本
駄目なら嫌なら他の手段を探そう
というスタンスなので


あなたの為に行った

とか

嫌だけど断れずにやった


とか少なくてシンプルで
とても好きだ。



でもきちんと丁寧に
謝って断りましたよ、


人間関係の基本は
忘れていないつもりです、笑。




ん?日本でも出来るかもな。










久しぶりに鍋。


お餅を入れてお雑煮食べたつもり。


やり残していたことができて
お正月を迎えた気分になれて
スッキリ。


鍋の中は
異文化交流。


日本の出汁の効いたスープに
野菜とウクライナ友人作の
ペルメニ。



美味しかった!