久しぶりに韓国映画のご紹介。
只今、韓国でヒット中の <설국열차> 『スノーピアサー(原題)』。
タイトル:설국열차(韓国語直訳:雪国列車)
『スノーピアサー(原題)』
主演:クリス・エヴァンス、ソン・ガンホ、ジェイミー・ベル、ジョン・ハート、ティルダ・スウィントン
<あらすじ>
地球に氷河期が訪れ、すべてが滅亡する。唯一人間が生存できる列車<SNOW PIERCER>。
路線はクモの巣のように張り巡らされ、
階級別に分かれた車両は、先頭が上流階級で最後尾は貧民層だ。
その空間で貧民層が反乱を起こす…。
http://www.kadokawa-pictures.jp/official/snowpiercer/
(あらすじは↑角川さんのHPより) 日本での配給がもう決まってるんですね。
ビターズエンドさんと角川さんの共同配給?なのかな??
(詳細は、調べてないので分かりません)
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆ *:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
『殺人の追憶』や『グエムル』『母なる証明』のポン・ジュノ監督の最新作です。
公開10日で500万人突破の大ヒットを記録しています。
ヒットとは裏腹に、皆さんの期待が大きかったのか?
「期待したほどじゃなかった」「面白くなかった」という感想も
チラホラ聞こえてきますが…。
私は、好きでした。
とても。
「この映画は嫌いだな…」とか、「この映画は好きだー」という基準が
自分の中にあるのか、実はよく分かってないんですが…、
この映画は「映画を見たー」って気にさせてくれる映画だったんです。
(映画って、総合芸術とかいうよね?たしか?)
私、ハリウッドの超大作系の映画が実は苦手で、
あまり魅力を感じないんですけど(映像が派手で中身がない感じ?偏見かな…;;)、
そんな中、今年のはじめに見た「ライフ・オブ・パイ」は
“大作”でも、内容を捨てないで映画が作れるんだ!?って所に感動して…。
そんな感動が、この『雪国列車』にもあったかなぁ…と思いました。
オープニングが、すでにカッコよくて、
ワクワク。ワクワク。
シナリオも、とても練られたシナリオだなと思いました。
最初の頃の伏線というか…、
ミスリードさせる所、単純な私は、まんまと引っかかっちゃったし、
その伏線をきちんと最後まで持っていって、上手く回収されてたしね。
といっても、この映画はファンタジーで哲学的な感じのセリフも多いので、
やっぱり、大衆的な娯楽映画とはちょっと違うのかな?と思います。
(そこが、私は良かったんだけど、普通のアクションスリラーを期待していた人は
がっかりするのかなぁ…?)
ポン・ジュノ監督の作品の中で『母なる証明』が好きな人なら、大丈夫かもです。
列車がね、世界なんですよ。この世の中。
風刺。
ここが良かった!って私の感想を言っちゃうとネタバレになるから、
言えないのがもどかしいですが…。
出てくるもの全てが、何かのメタファーなんじゃないかと思っちゃうような。
そんな映画でした。
(私の勝手な思いこみかもしれませんが…)
そういう楽しみ方ができる映画なんじゃないかなぁーって…。
もう一度、セリフ、そして映像を噛み締めながら見たいです。
セリフは英語が多いので、
英語ができない自分が恨めしかったです。
字幕を読む時間、映像を見たかったーーー。;;;
かなり暴力的な描写もあるので、
普段なら、もう1度は見ないと思うんですが、
もう1回見ようかなと思ってます。
出演者の中では、彼女↓
ティルダ・スウィントンが、すごくすごく良かったです。
圧倒的な存在感!
メインの予告↓
http://movie.naver.com/movie/bi/mi/mediaView.nhn?code=62328&mid=20836#tab
機会があったら、ぜひ一度ご覧下さ~い。
そして、感想を教えて下さいね~。