心髄萬境転 と 遠山無限碧層々 | 「ビタミン愛」をゲット!

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毎日を笑顔で過ごすには、「ビタミン愛」…心の栄養をゲットしなくちゃ。
私なりの「ビタミン愛」を毎日コツコツ摂取しています。
ごゆっくりお立ち寄りくださいね。

玄関には「主人公」。

あ、今日は自分が主人公かな、と思いながら寄りつきへ。

「心髄萬境転」

私はこの言葉に惹かれました。

これは、中国の禅宗史書の一つ『景徳伝灯録』にある句です。

 

心随萬境轉しんはばんきょうにしたがっててんじ

轉處實能幽てんじょじつによくゆうなり

隨流認得性ながれにしたがってしょうをにんとくせば。

無喜復無憂きもなくまたゆうもなし

 

◆心随萬境轉しんはばんきょうにしたがっててんじ

心とは私たちのこころのことを指します。

万境とは私たちを取り巻く全ての環境です。

私たちの人生は、思い通りのことが訪れるとは限りません。

 

◆轉處實能幽てんじょじつによくゆうなり

でも生まれながらにして私たちは仏心をもっていますから、

どんな状況に置かれても柔軟に対応することができます。

その様子は「幽(言葉では言い表せないほど見事なこと)」です。

 

◆隨流認得性ながれにしたがってしょうをにんとくせば。

「性」とは、私たちの持って生まれた心身で、

「認」は確かにそうであると受け入れること、

「得」とは悟ること・気づくことです。

つまり、時の流れに随って自らを受け入れましょう、ということです。

 

◆無喜復無憂きもなくまたゆうもなし

喜びもせず悲しくもならないという意味ではありません。

全てをありのままに受け入れて、

なおかつ、喜びや悲しみを「いつまでも引きずらない」

ということです。

 

キャリアコンサルタントは、多くの方の転機に

立ち合う機会があります。

皆さん、それぞれに悩み抜いています。

自分にとっての理想と、実際の自分との間に

大きな溝があるようです。

その溝、ギャップを埋められないから、と

心のしなやかさを失って悩んでしまします。

 

理想を一旦捨ててみること、

今の自分の武器を見直してみることです。

この言葉はそうした自分を振り返るための

言葉になりそうです。

「遠山無限碧層々」

 私は、唐物の真の稽古しました。

外隅と内隅、どう使い分けるのかいつもわからなくなってしまいます。_| ̄|○

学びが浅いと言うことが露呈します。

 

 

主菓子はうぐいす餅 静岡増田屋製

干菓子は、小布施の落雁でした。

コロナ禍で、濃茶を毎回、各服点てにしますが、

薄茶のように、お一人一碗ずつなので、

点前も、薄茶の点前になってしまいがちで、

ここ三回ほどは、濃茶と薄茶ミックスのお手前ができあがってしまいました。

 

来月は利休忌。

周り炭の稽古です。

毎回、予習しようと思っても後回しにしてしまって、

なかなかできていません。

『学ぶぞ』と意気込むより、リラックスしつつ

楽しみながら稽古をした方が、私には覚えられる気がします。

 

マイペースでこつこつと歩を進めます。