以前ご紹介した
ユマニチュード入門 は、犬に対しても
共通する部分がたくさんあると思います。
赤ちゃんは自分の言葉で意思を伝えることができず
自分の力で立つことも歩くこともできない弱い存在です。
そんな赤ちゃんに対して私たちは
優しさや喜びを込めて触れています
動作としては
(触れる部分は)広く、ゆっくり、やわらかく、
包み込むように触れ、
ケアを受ける人に”優しさ”を伝える触れ方です。
逆に
怒りや葛藤を伝えるネガティブな触れ方は
つかんだり、つねったりと、
(触れる面積が)小さく、急激に、強く
なります。
ドッグマッサージやドッグリフレクソロジーでも
この点に気を付けてもらいたいなと思います。
例えば犬の身体へツボの刺激をしようとする時、
急に一点のツボを押すことは触れる面積が小さいため、
どうしても力が強く入ってしまいがちです。
犬がびっくりしたり、恐怖を感じることがあるかもしれません
また、犬へリフレクソロジーをする時も、
犬の反射区は小さいため、
力が強く入りがちの方をお見かけします。
私はまずはじめに
犬の背中、首、脚に対して
手のひら全体で広く、ゆっくり、
犬の身体を包み込むようになでてから
足を優しく包み込み、
ドッグリフレクソロジーのテクニックに入っても
強く押すことは決してせずに
指のはらの広い面を使って
回転させながら
圧や面積を分散させて刺激を送っています
その時の圧もほんの軽くから始め、
犬の様子を見ながら調節しています