夫婦はどうして理解し合えないのか? | 好奇心を満たせば育児は本当に楽になる

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喧嘩をする両親

 

こんにちは、日本母親支援協会の柴田です。今日は、夫婦はどうして理解し合えないのか?というお話です。

 

 

燃えるような大恋愛をして結婚し、新婚時代は一緒に料理をしたり、旅行に行ったりしていたのに、子供が生まれると相手の愚痴ばかり言うようになってしまうカップルが大半ですね。

 

 

このブログでは、何度か取り上げてきました。その原因は主に女性が出産したことによって母親に生まれ変わったことと、夫は体の変化がないので夫のままだということです。

 

 

母親になった女性は、何も出来ないか弱い赤ちゃんを守らなければいけないという母性本能が芽生え、時には、赤ちゃんに危害を加えそうになる夫を適ししてしまいます。

 

 

夫は夫で、赤ちゃんを触らせてくれない妻に対して、何も出来ない自分に自信を失くしてしまい一人すねるようになってしまいます。

 

 

ここで夫が妻を労って料理や掃除などをやってくれると猛獣と化した妻も少しは気持ちがほぐれて夫を思いやる余裕も生まれてくるのですが、大半の夫は家事をやろうと言う気持ちを持つことは出来ません。

 

 

そんな二人の間に溝が生まれてきて当然です。妻としては「どうして赤ちゃんのお世話をしないのよ」と不満が蓄積され、夫としては「どうして今までのように俺も大事にしてくれないのか」という不満を抱いてしまうのです。

 

 

この図式は、平成になってから特に顕著になってきたものではないでしょうか?

 

 

昭和の時代なら、男は24時間働いて家族を一人で養えるほど稼いできました。そして、今のような核家族ではなく大家族の中で子育てをしていましたので、赤ちゃんや子供は母親だけでなく誰かが相手をしてくれていたのです。

 

 

昭和の子どもたち

 

 

大家族でなくても近所のおばちゃんがおせっかいをして子供を見てくれていました。

 

 

それが今では、旦那の稼ぎが少なくなって残業しなければ生活費が稼げなくなっています。それだけでなく旦那一人の給料では足りなくなってきているのです。そこで妻も外に出て働かなければいけない時代になっています。

 

 

そして、核家族となり、近所の人も無関心な人ばかり。そうなると子育ては夫婦二人で力を合わせてやらなければいけないのに、夫は仕事に逃げ道を作って妻一人に丸投げしている家庭が多くなっています。

 

 

離婚の道を選ぶのはどっち?

 

 

一人で家事、育児そして仕事を背負わされた妻は、我慢の限度に達して離婚の道を選ぶということになってしまうのです。

 

 

平成27年度の厚生労働省の調査によると離婚件数は22万件にものぼります。ちなみに同じ年の一年間の婚姻件数は63万件でした。婚姻数に対して離婚数は34%です。

 

 

そして、婚姻期間としては、結婚から10年以内に離婚した夫婦は、なんと51%と半数以上となっています。

 

 

そのうち8割は妻が言い出すとされています。つまり、妻に愛想を尽かされて旦那が捨てられているのです。

 

 

妻に土下座して謝る夫

 

 

結婚から10年といえば、子育て真っ最中ではないでしょうか?この数字が夫に対する妻の不満ということを裏付けていると推測されます。

 

 

できれば、せっかく出会えた二人がゴールインしたのですから、いついつまでも末永く添い遂げられることが最高の人生になるはずです。

 

 

そして、子供にとっても両親の仲がいいということが、自分の才能を伸ばすことにも繋がります。

 

 

では、どうすればいつまでも夫婦仲良く暮らせるのでしょうか?前置きが長くなりましたが、脳科学の面からその一つのヒントをご紹介します。

 

 

■男脳と女脳の違い

 

 

女性であるあなたにとって、旦那の行動が理解できないときが多いのではないでしょうか?

 



コンサルをしていると男の子を育てているママからは、「男の子が理解できない」「男の子は、どうしてそんな行動をするの?」などという悩みをよく頂きます。
 

 

これと同じことが夫婦にも言えるのではないでしょうか?男と女のすれ違いが生まれるのは脳にあったのです。

 

 

ですので、男脳と女脳の違いをそれぞれが理解することで夫婦の溝も埋められるのです。

 

 

男脳と女脳の違いの根本的なものは原始時代の生き方見ればよくわかります。男は外に出て狩りをしていました。

 

 

 

 

狩猟の時に要求されるのは、獲物に気付かれないようにすることです。そのためには言葉は必要ありません。みんなが獲物に集中してタイミングを待つのです。そして、チャンスと見るやいなや一斉に襲いかかります。

 

 

無事、獲物を仕留めた後は、その獲物を持ち帰ってみんなで分けて、後は次の仮のために体を休めるだけです。つまり、家に帰っても言葉は必要ないのです。ただ獲物を獲るという目的を果たすことが男に求められていたのです。

 

 

それに対して女性はコミュニティーの中で生活しています。

 

 

 

 

コミュニティーの中で、喧嘩をしないように互いに気を使いながら生活しています。そして、言葉の話せない赤ちゃんのお世話をしています。そんな生活の中から言葉を多用したり、相手の気持ちを読み取ったりという共感能力を磨いてきたのです。

 

 

人類の歴史は400万年です。そのうち旧石器時代は300万年続いていました。農耕民族と言われる日本人でも旧石器時代は数十万年続いていたのです。

 

 

今の人間は、まだ2000年ほどしか続いていません。ですので、遺伝子の中に旧石器時代に埋め込まれたそれらの能力を更新することが出来ていないのです。

 

 

ですので、その男脳と女脳の違いを理解することで、男女の考え方や行動の違いが見えてくるのです。

 

 

夫婦の仲を長続きさせるには

 

 

男は目的に向かって真っ直ぐに進みます。問題があれば解決するために集中します。常に答えを求めているのです。それが会社や仕事には大いに役に立っているのです。

 

 

しかし、一旦仕事を終えると目的は達しているので一気にだらけてしまうのです。目的を見失ったということも出来ます。

 

 

ですので、新たに家庭内で目的を提供することで、再び男脳は動き出すのです。

 

 

話は逸れますが、昔のことになりますが、柴田はAED講習に参加した経験があります。

 

 

AED講習会

 

 

街中で人が倒れているのを発見すると、みんなが助けようと集まってきます。そのときに「誰か119番して下さい!」と呼びかけたとします。

 

 

それでは、誰も動いてくれないのです。正しい方法は、集まってくれた人たちに、「あなたは、119番通報をお願いします。あなたは、AEDを取って来てください!」という具合に役割を指示することなのです。

 

 

「あなた」と指名することで自分の役割がはっきりとします。そこですぐに動いてくれるのです。

 

 

これと同じことを旦那にも指示するのです。例えば「私は子供にご飯を食べさせるから、あなたは洗濯機に洗濯物を入れて洗剤を入れてスイッチを押して下さい」などと具体的に指示するのです。

 

 

そうすることで「俺の仕事はこれなんだ」と男脳のスイッチが入ります。男に共感能力を期待してはいけません。言わなければわからない動物です。でも、ちゃんと指示すれば動いてくれる動物でもあります。

 

 

「言わなくても毎日のことなんだからわかってよ」と思う心に男女のすれ違いが生まれてくるのです。

 

 

逆に旦那から見れば、妻が何も言わなくてもその目を見ることを習慣にすることです。必ず女性は何かを訴えています。

 

 

帰宅したら「毎日、お疲れ様」と労いの言葉を必ず伝えることです。そして、心を読めなくても「わかる。その目は何かを訴えているよね」と共感してあげることです。

 

 

男がよく勘違いすることの一つに、妻が「ちょっと聞いてよ。今日ね、嫌なことがあったりよ」と話しかけてきたときに、すぐに解決策を出そうと頭を使うことです。

 

 

女性脳は、解決策を求めているのではなく、ただ単に話を聞いてもらって共感してもらいたいということです。それを理解しないで「わかった、わかった。これならこうすれば解決するよ」と解決策を出すと妻に嫌われます^ ^;

 

 

妻が話を始めたら、頷きながら最後まで真剣に聞いてあげることなのです。そして、話が終わったら「大変だったね」と労ってあげることなのです。

 

 

そして、周囲の状況を見回して「あ、シンクにお皿が溜まっているね。これ洗うよ」と自ら行動をすることです。

 

 

もちろん、旦那が動いてくれたら「ありがとう。助かるわ」と感謝の言葉を伝えることも大切です。

 

 

その言葉によって男脳は、目的を達成できたという喜びを感じるのです。そして、また次の目的を達成しようという意欲が湧いてくるのです。

 

 

■まとめ

 

 

男女の脳の違いの一部をお話させて頂きました。少しはお互いの考え方や感じ方の違いがご理解頂けたでしょうか?

 

 

昔、「話を聞かない男、地図が読めない女」という本が、日本で200万部、全世界で600万部、42カ国でNo.1となった超ベストセラーとなりました。

 

 

発売は、2000年ですからわずか20年前です。つまり、男脳と女脳の違いが広く広まったのが、たった20年前だということです。

 

 

それまでは、男女ともに「俺のことを理解しろよ」「私のことをわかってよ」と喧嘩がなくなることはなかったということ。

 

 

相手を理解することの大切さは、みんなよくわかっていることです。しかし、未だに離婚がなくならないのは、それを学ぶ機会がなかったということも一つの原因ではないでしょうか?

 

 

夫婦仲が良い家庭の子供は、学校に成績もいいという調査結果も出ています。逆に毎日のように夫婦喧嘩している家庭の子供は、言葉も行動も荒れているという結果も出ています。

 

 

仲良し家族

 

 

夫婦仲良くするためには、お互いの脳の違いを理解してもらうことで夫婦喧嘩も少しはなくなるのではないでしょうか?年内に夫婦の溝を埋めて、新年は気持ち良くスタートしたいものですね。

 

 

日本母親支援協会はあなたの育児を応援します。お聞きになりたいことがありましたら、こちらでご質問くださいね。