激安レンタカー屋さんのビジネスモデルを検証する | 心意気から始める経営改革のススメ

心意気から始める経営改革のススメ

感情と紐づき、その人を突き動かす原動力である「心意気」を言葉にし、売上アップや人材育成に活かす「心意気経営」。「孤立無援」の状況を個性が立って応援される「個立応援」に変えることで、一人ひとりが自然体で成長し、真価を発揮する世界を目指します。

成長支援部作りコンサルタントの岩井徹朗です。


ある日、出かける前にNHKのニュースを見ていると、激安のレンタカー屋を紹介していました。

なんと、10分100円!


近所の人たちが買い物や子供のお迎えなど、「ちょっとクルマを使いたい」という時に気軽に利用できるので大好評。

既に全国展開されているそうです。


では、なぜそんな低価格で採算が取れるのでしょうか?

番組では、その種明かしもしていました。


そのレンタカー屋さんの本業は中古自動車の販売店。

つまり、自社の商品である中古自動車をレンタカーとして利用していたのです。


このため、

・レンタカーとしての採算をあまり気にしなくてもよい

・レンタカーを使うことが、中古自動車の試乗もかねるので、 本業の売上にもつながる

というメリットがあるとのこと。

なかなか良いビジネスモデルですね。


資金繰りを考える上でも、どういうビジネスモデルにするか、というのはたいへん重要です。

逆に言うと、ビジネスモデルの設計の仕方で、資金繰りの9割方は決まってしまうと言えるかもしれません。


商売の基本として、「損して得とれ」という言葉を良く耳にします。

昔から今に伝わる言葉は物事の本質をついていると感じる今日この頃です。

 

 

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