通常は、クレアチニン（Cr）やBUNで腎機能を評価していきますが、「まー、このくらいの値だったら経過を観ましょう」と言う医師が意外と多いのにはビックリします。

糖尿病の方は特に要注意です。透析になる前にしっかりコントロールしないといけません。

腎臓を良くするお薬はありません。

そのような心配がある方にお勧めなのが、尿中のL－FABPをチエックする検査です！

L-FABPとは？

腎臓の近位尿細管に存在する脂肪酸結合蛋白で、腎障害が進行する前の尿細管周囲の血流不全による酸化ストレスによって尿中に排出されます。

尿中のL-FABPの値が高くなることで腎障害進行・悪化を早期に評価できる尿検査です。

実は、15年以上も前に大学院でこの研究をしていました。

生体腎移植手術時のストレスに対して、術中このL-FABPを測定して論文を書きました。

その時のL－FABPが今では臨床で検査できるようになったとは

慢性の腎機能障害（CKD）は脳梗塞や心筋梗塞のリスク因子でありことが分かっています。

気になる方は是非チエックしてみてください。

慢性腎不全尿検査：L-FAPB　：　2万円

最新の腎障害の評価検査 L-FABPとは？