田中理恵ピアノリサイタルの凄さ、ノーマン シェトラー先生の教え。


機会あってお誘いいただき、ピアニスト田中理恵さんのリサイタルに行くことができました。

ウィーンから、田中理恵さんの指導をされたノーマン シェトラー先生もいらしていてお話しする機会も頂戴いたしました。



田中理恵さんのピアノリサイタル開催は、今年で2回目。

私ははじめての参加。ピアノソロ演奏の他、弦楽五重奏によるショパン、ピアノ協奏曲第1番も演奏されました。



インスピレーションに磨かれた演奏の数々に感銘を受け、癒されました。感動のあまり涙もでました。


スマホ、IT、AIなどが進化する現代において、クラシック楽器の演奏は演奏者の感性や感情、個性を伝え続ける伝統的なもので、どんなに社会が変化しても、機械には出来ない普遍的、伝統的、個性的なもの。


田中理恵さんの演奏は、エネルギッシュで情緒があり、演奏時の表情にも感情色豊かな、気持ちを伝えくれる情熱があり類まれな才能を感じました。




演出の方々、後援会の方々に誘われて、演奏後の打ち上げ会食に参加。皆さま、同じ想いだったようです。

「クラシック演奏は個性を出すと言ってもその振幅には限度があるが、田中理恵さんの演奏は、限界を凌駕し極めて賞賛に値する」との声。


そして、ノーマン シェトラー先生から教えていただいたのは、

●装飾音符というのがあるが、主たる楽譜ではない、飾りの楽譜をどう演奏するかが肝心。

大きなアクセサリーをつけていても見せ方次第で台無しとなるし、小さなアクセサリーをうまく着こなせば美になると。音楽以外でも普遍的な哲学思想になると感動。

●写真をとろう。ただし、目線はカメラでなく、あくまで我々が語らい仲良くしていて、自然体が表現されるように、私の目を見て!。と。



その他、音楽界の名士や高齢なるピアノ演奏家たちともお会いでき、「利害関係のない仲間」となれ、実りあるリサイタルと打ち上げでした。



名刺が束になった。