みなさま

 

ご心配かけたかもしれませんが、僕を始め、当院は無事でした

 

 

発災時点は救急科カンファレンスを行なっており、警報と揺れが同時だったこと、p波と本震まで間髪なかったことから、おそらく南海トラフ地震ではなく、近隣の直下型地震ではないかという話になっておりました

 

 

すぐにカンファレンスルームのテレビをつけて、大阪北部の直下型地震であることが判明

 

震度6弱ということで、全国のDMATが自動待機基準を満たしました

 

つまり、いつでも出動できるようにしておきなさいということです

 

 

 

僕らもまず家族の安否確認とSNSでの情報共有を行いつつ、院内の災害対応を進めました

 

・部長が看護部と協力し、院内の被災状況確認

・DMATメンバー招集

・通常業務の担保

・情報収拾

 

できることをやっていきます

 

 

 

1時間ほどすると、院内での被害はほとんどなく、意外にも被害が大きくなさそうであることが判明しましたが、発災直後は情報が錯綜します

 

診療されないことには被害状況もつかめませんので、時間が経てば立つほどはっきりと被害の大きさを伝えてくるものです

 

 

というわけで、DMATの本部を立ち上げて

 

①いつでも出動可能な体制づくり

②周辺の医療機関の被災状況チェック

 

を始めました

 

誰かが出動するためには、誰かが通常業務を穴埋めしなくてはなりません

 

 

 

徐々に被災状況が判明し、実はライフラインが途絶えている地区が広いこと、死亡者もいること、負傷者も多数いることがわかってきました

 

 

そんな中、昼になりDMATの出動要請がきたので、1隊出動しました

 

https://news.nifty.com/article/domestic/society/12198-044184/

 

ニュースで報道があったように、搬送の必要な人がたくさん判明したため、DMATが搬送のお手伝いをする必要がでました

 

 

直接の搬送だけではなく、搬送先の選定や調整、物資の調達など、やらなくてはならないことは多々あります

 

災害時は、現場に出向いて医療を届けるのも仕事かもしれませんが、近年はこうした転院なども重要な課題となっております

 

 

なんとか、通常の救急対応と災害対応の1日を乗り切りましたが、まだまだ困っている人はたくさんいる状況

 

気を引き締めて業務遂行します

 

 

 

今日は当直

 

院内DMAT本部で情報整理をしながら過ごします

 

出動したチームメンバーは安全第一に、無事帰院して欲しいと思います

 

 

 

亡くなった方々、本当に残念です

 

防災意識がさらに高まることを願うばかりです