SU剤について書いておきます

 

 

SU剤

 

は糖尿病の治療薬の一種で

 

スルホニル尿素薬

 

を指します

 

 

血中の糖を吸収するためのインスリンは膵臓から分泌されますが、膵臓にはSU受容体なるものが存在しています

 

この受容体が刺激されることでインスリン分泌が行われるので、これを薬によって刺激してインスリン分泌を促そうというわけです

 

 

 

過去の救急搬送を調べて明らかになりましたが、低血糖発作で搬送される人の大半が

 

インスリン注射薬

 

もしくは

 

SU剤

 

を使用してる人です

 

 

 

低血糖を起こすといろんな症状を呈します

 

発汗や気分の悪さで早期に気づく人もいますが、高齢者などはなかなか気づきにくく、重症になってから気づくことも多々有ります

 

ちょっとイライラするだけみたいな感じで気付かれにくいこともあります

 

 

注意しなくてはならないのは、麻痺があるとき

 

利き手側を司る脳は糖分を余計に使いますから、低血糖を起こすと利き手側から麻痺を起こしてきます

 

あたかも脳梗塞みたいになります

 

 

 

いつでも低血糖は頭におきましょう

 

特にインスリンやSU剤を使っているなら・・・

 

 

 

 

で、このSU剤はちょっと厄介で、作用時間が長いです

 

もちろん種類によっても受容体への結合力や半減期が違います

 

 

 

最初のSU剤として1956年に第1世代のトルブタミドが登場し、その後トルブタミドと比べて効力比が数百倍のグリベンクラミドなどの第2世代のSU薬が開発されます

 

現在は膵臓以外の肝臓や骨格筋などにも作用する、強力な第3世代のグリメピリドも使用されています

 

 

 

良く使われる薬剤と半減期を以下に示します

 

 

 

第2世代

 

グリベンクラミド(オイグルコン®、ダオニール®)

半減期:2.7h

作用時間:12~24h

 

グリクラジド(グリミクロン®)

半減期:6~12h

作用時間:6~24h

 

 

第3世代

 

グリメピリド(アマリール®)

半減期:1.5h

作用時間:6~12h

 

 

グリメピリドは半減期は短くなりましたが、半日くらい効果が持続することもままあります

 

肝臓で代謝されて腎臓から排泄されるので、臓器障害が来ているときなどは余計に注意が必要です

 

 

 

高齢者で食欲減退したときなどは、効果が遷延するため、SU剤の低血糖では基本的に入院をお勧めしています