ドラえもんの最初のストーリーって

覚えているだろうか?

 

 

公式的にはドラえもんには最終回は無く

未だに新しいストーリーを付け加えながら

昭和の時代から継続されているアニメだが・・・

 

 

そもそも最初のストーリーとしては

未来を変える目的で、のび太の玄孫であるセワシが

ドラえもんを過去に連れてくるという物語。

 

 

 

 

簡単に言うと、のび太はダメ人間であり

このまま行くとジャイアンの妹と結婚し

その後もロクな人生を歩まずに

起業しても借金地獄という人生。

 

 

そんな悲劇な人生を変えるために

過去にセワシは戻って来て、

のび太にドラえもんを預けるのだ。


 

だが、ドラえもんの世界観というのは

現代で扱われるの「多元宇宙論」ではない。

 

 

ドラゴンボールとかアベンジャーズみたいな

マルチバースっていう理屈ではないため

バックトゥザフューチャーと同じ考えの

過去から未来は同一ライン上の歴史として

捉える理屈になっている。

 

 

だからこそ、未来を変えることも確かに可能だが

それをしてしまうと、未来の改変により

セワシは誕生しない事になる。

 

 

つまり、のび太はジャイ子の代わりに

しずかちゃんと結婚するのだから

その後の子供たちも大幅に変わって当然だろう。

 

 

それを承知で未来の惨事を変えるため

まだ小学生だというのに

過去にドラえもんを預けに来るセワシって

すげぇな・・・って思った。

 

 

自分の未来が変わるまで

延々手助けに来るっていう律義さ。

 

 

しかし、成功したあかつきには

自分は消えてしまうだろう。

 

 

それを覚悟の上でたびたび過去に戻り

のび太を助けに来るという自己犠牲は

とんでもないホスピタリティだ!

 

 

まぁ、実際は歴史が変わったのに

どういう訳かセワシは存在し続けると言う

矛盾が継続されてしまうんだがね・・・えー

 

 

本来の「のび太の史実」はヤバかったようだが

唯一の成功はセワシを誕生させた

家系の血筋だったのかもしれない。