以前から気になってたんだがね。

 

 

ジョジョの第三部

「スターダストクルセイダース」

序盤のことだが・・・

 

 

 

 

ジョジョの第三部からは

ファンならご存知の通り、

スタンドという概念が登場し

現在のジョジョの世界観の大枠を作った感じ。

 

 

そして、そのスタンドというものを

読者にも理解させるために

ある種の自己紹介的なストーリーを

序盤に展開していくのだが・・・

 

 

それは不良だった承太郎が牢屋にぶち込まれ

その中で様々な物体を牢屋に居ながらにして

手にできてしまっている異常さから

一種の超能力的なものを読者に

知らしめていくストーリーとなっていた。

 

 

 

ビールどころか、

ありとあらゆる雑貨などを持ち込む。

 

 

この後、まるで幽霊のような守護霊を出して

自分の分身として操れることが分かってくる。

 

 

そんなこんなで少しずつスタンドという特性を

読者に伝えていくことになるのだが・・・

 

 

後々になってスタンドには

「射程距離」が存在することに気付かされる。

 

 

簡単なセオリーでいうと

パワーが強いスタンドほど近距離タイプであり

パワーが弱いと遠距離タイプになるというもの。

 

 

例外的な自動操縦型の能力などを除き

スタンドはパワフルな能力ほど

遠距離な操作はできない。

 

 

そういうルールがあると分かってきた所で

主人公承太郎のスタンド「スタープラチナ」は

後程、射程距離が2mほどの近距離型と判明してくる。

 

 

ただ、そうなると、序盤の牢屋で見せていた

承太郎のスタンド能力に矛盾が出てくるだろう。

 

 

近距離だったなら、

それこそ、あれだけの物体を

壁などを破壊せずにどうやって持ち込んだのか?

 

 

そもそも牢屋の周辺にありそうも無い物まで

色々と持ち込んでいただろう?

 

 

つまり、あの芸当を行なうには・・・

 

 

遠距離操作ができる能力があり

なおかつ、重い物も持ち上げられるパワーもあり

その上、壁や鉄格子などを破壊しても

仗助のクレイジーダイヤモンドみたく

修復できるような能力まで

備わっていないと不可能なことなのだ!

 

 

それって、メチャクチャ凄いスタンドだ。

 

 

そんな能力は無かったはずだし、

何よりまだ完全に操れていなかった承太郎では

もっともっと不可能だろう。

 

 

まるで発現した直後は

とんでもないスタンドだったが

能力者本人の自我が目覚めてしまったら

一瞬でスタープラチナが退化したかのようだ。

 

 

ちなみに、以前から

読者たちから指摘はされていたのだが、

 

作者の荒木先生は、

読者にキャラクターを強く印象付けるため

最初の初登場シーンを後先考えず

つい強烈に誇張して書いてしまうクセがあるw

 

 

最初と途中で、キャラの性格などまで

変化してしまうことも良くあること。

 

 

まぁ、ジャンプ黄金期の作品には

良くあるパターンってヤツだな。

 

 

とりあえず、そんな矛盾を探しながら

漫画やアニメを見るのも楽しかろう。

 

 

さて・・・次は何が見つかるかな~。