私もヲチしている銚子市民病院閉鎖問題ですが、

病院閉鎖に反対する市民が行動を起こしている様子が記事やニュースで取りあげられています。

公約違反の銚子市立病院“閉鎖”に市民が大反対、臨時市議会開催に

http://www.news.janjan.jp/area/0808/0808053837/1.php


TVのニュースでは、市民がデモ行進をして「病院を閉鎖するな!」と声を上げ、

市長の説明会では、

「弱者を守る為に市長になったのでしょう!」

「医者を引き止めるために、説得してくれたんですか?」

「病院を守るという公約を守れ!」

というような事を言って、市長を責め立てていました。

そして、

「どうして、病院を閉鎖するんですか?」

まさに根源の質問が市長に成された時、市長の反応が興味深いものでした。


「病院を閉鎖する理由?

それは・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・金が尽きたんです・・・。」


なるほど。

自治体としての市の運営自体に赤信号がともっている状態で、金食い虫の病院が真っ先に潰されたという事を

理由にしている訳です。



が、しかし、先の記事では、こう書いてます。


>経営状況が年々悪化していることは事実ですが、その半面で市当局は新しい市立高校の建設をPFI方式(民間

>の資金、経営能力、技術力など活用して公共サービスを提供する方式)により行い、あらたに70億円近く借
>金する、としています。

>前市政は銚子市への大学誘致に公費を90億円以上も投入しており、市の財政危機の最大の要因を作ってい
>ます。市当局自ら作り出した財政危機であり、それを市民の宝である市立病院閉鎖という形で市民にしわ寄
>せすることは到底納得できません。


なるほど。


市民の健康を守る為の市民病院よりも、私立高校や大学誘致にお金をつぎ込んでいるという事のようです。

さらに、一般会計の決算報告では銚子市が夕張市のような財政破綻をする程の借金ではないはず、

また、病院を閉鎖するにあたっては職員の退職金など60億円もの予算が必要であり、余計に財政を圧迫させる、

との見解がこの記事には示されています。

つまり、この記事では、

財政難を理由に病院を閉鎖するというのは、道理に合わない。

だから閉鎖をやめろ=存続させろ


という理屈のようです。


銚子市で病院が無くなる事になって不自由をするであろう方々にはお気の毒ですが、

この理屈では、私としては冷ややかに見つめざるをえません。


というのは、財政難は閉鎖の理由の一つだけれど、決定的な原因は他にある

と、暗にこの記事では示しただけで、閉鎖をやめろという理由付けにはなっていないとしか思えないからです。



決定的な原因とは?



それは、私には市長の先の発言の


「それは、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・金が尽きたんです。」


の点々部分に含まれていると感じました。


確かに金は、尽きたのでしょう。市民病院に回す分の金は。

それは、一重に赤字部門だからです。



何故赤字か?



新医師臨床研修制度で医師不足に拍車がかかり30人以上いた医師が16人に減ったというのですから、

医師一人1人1億円という一般的な計算から少なく見積もっても10数億円の減収になった見込みでしょうか?

それだけで潰れるには十分な理由です。


つまり、お金の話が前に出て財政云々で話が纏められていますが、実は2の次で、

病院の存続如何は一にも二にも医師の確保に尽きる訳です。


医師が確保されてこそ、収入も財政も確保され、病院が存続する訳です。



じゃあ、どうして銚子市民病院から医者がいなくなったのか?



それはやはり記事にもあるとおり新医師臨床制度、あるいは医局制度の崩壊により

医師の派遣機能が低下した事によるところもあると言えるでしょうが、

もっと単純に医師が働きたいと思う病院であったかどうか、という部分はどうでしょうか?


医師としての研鑽、給料、労働条件、
それらは非常に厳しいものであると言わざるをえないでしょう。



「医師は居なくなった。

そして、もう確保のメドもたたない。



医師が居なくては、経営面でも病院の運営は出来ない。だから金が尽きた。」


市長の発言の点々部分は、こういった事じゃないでしょうか?


それに対して、

市民はデモを行い、3万5千もの署名を集め、市長の前にうずたかく署名
の紙を積みました。



「積み上げるなら、署名の紙じゃなく、寄付金を積み上げてくれ!

3万5千人も協力したんなら、1人2万円で7億円だろ!

その金があれば、1年は存続させられる。


署名するなら、金をくれ!」




市長は、心のなかでこんな事をいってたのかもしれません。

あるいは、


「3万5千人も署名に協力してくれるなら、その中に医者の知り合いがいるんじゃないか?

身内が医者とか、息子が医者とか。署名を集めるなら、医者を集めてくれればいいのに・・・・。


署名するなら、医者送れ!」





目の前にうずたかく詰まれた書名の紙を見て、市長はこんな事を思ったのではないでしょうか・・・?



銚子に限らず、どこの自治体病院も同じでしょう。

その存続の鍵を握るのは、何をおいても医師の確保です。


そこで、私は思いつきました(・∀・)


・・・稚魚の放流ってのがありますね。

川に鮭を放流しておくと、大きくなって帰ってきて、漁ができるという。



医者も「稚魚の放流」のような活動はどうでしょうか?



今後は地方の方々は、子供達に郷土愛を育みつつ医師になるように教育を施し

医者になった暁には地元へと戻って地域の医療に献身するように育て上げてゆく運動

をしてはどうでしょうか?


題して、郷土愛は地域の医療を救う作戦。


僭越ながら、ご提案申し上げます。m(_ _)m