「医慮崩壊の元凶」

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色々と調べていると、私のように医療崩壊を憂う医師の声が、

ネットにあふれている事に気づきます。


なかでも、「道標主人」先生のブログで、医療崩壊を考察した記事が書かれていて、

非常に共感する部分がありましたので、紹介致します。


医療崩壊の元凶



「1.財源問題」

医療費亡国論に基づいた社会保障構造改革が1983年から行われ、医療費は削減されだした点を指摘。


「2.マンパワーの配置の問題」

医局制度の崩壊から新医師臨床研修制度導入による僻地勤務医の枯渇問題を指摘。


「3.医師叩き」

医療が身近になった事により、世間は医療を軽んじるように扱いだした点を指摘。


「4.判決に基づく医療」

自然科学の法則ではなく、裁判を意識した「judgement based medicine ( JBM )」の問題点を指摘。


是非、リンク先を参照下さい。



私も胸が突かれる思いをしたのが、3。

医者の心が折れる瞬間」という部分です。

ある医師が病気をして患者の立場に立って、他の患者と接した時に感じた事を

こう記されています。

引用の引用ですみません。

当ブログからも発信させて頂きます。

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» http://www.yabelab.net/blog/2007/03/20-101655.php#c45481


訴訟リスクの高い科の20年目医師です。内科系ですが救急中心の医療に従事しています。
最近病気をして患者さんになりました。
そこで、名著「医師が患者になったとき」のように、患者の目線で医療を見直すチャンスと思い、よく観察し、勉強しようと

思いました。それなりに重病でいろいろ経験しましたが、もっとも大きな経験は違うものでした。


患者になって見えたもの。

それは医療者に対する患者さんたちの発言、態度があまりに目に余るということでした。


医師に対する批判、看護師に対する批判、病 院に対する批判等々

少しは医療者側にも反省すべきこともあるかと公平に考えようとしましたが、

公平に考えるほど怒りはわき上がりました。


医師の立場では 決して聞こえなかった声を聞きましたが、


それらは、本当に自分たちの身勝手、

医療者が患者様に使えて当然との思想、お金払っているお客様気取り、等々。 


まったく一患者になっても納得できませんでした。


医療者の善意はまったく伝わっていません。


病人に親切にしてくれる医療者をまったく馬鹿にしており、無理 の言いたい放題でした。


日本人は病院はダダをこねても怒られない場所と理解しているのでしょうか。


病気が治ったらまた現場にでるつもりでしたが、これをみてしまったらもう無理。

もちろん、いろいろな人々がおられ、こんな人ばかりではないと思います。 


でも私には人の善意を期待できなくなってしまったのです。


結局私が患者になって体験したのは、


「患者の心なさで医師の使命感が折れるとき」でした。


こうして医師が減ってゆくのです。


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まったく同意します。


この内容は、正に私が当ブログで訴え続けてきた世間の非常識、モラル低下が記されています。



どうしてこんな風に、世間は我儘になってしまったのか?



そのあたりもきちんと分析います。



>これは、トックビルの名言として小松秀樹虎ノ門病院泌尿器科部長がその著書で

>フランスの貴族の例で触れているように、マスコミが叩いたから医師が落ちぶれたのではない。

落ちぶれて国民の足下に転がったから叩かれたのだ。


目からうろこ意見です。

落ちぶれさせたのは、そう・・・、


国民皆保険制度です。



国民の為を考えてとられた国民皆保険制度によって、医療が国民の身近なものとなり、

高度な医療が惜しげもなく誰にでも受けられる状態になった結果、

国民は医療の恩恵を感謝する事を忘れ、医療は落ちぶれて国民の足元に転がった訳です。

そして、


転がった医療を叩く = 医療従事者の心が折れる = 医療崩壊


というわけですかそうですかOTL



足元に転がったからといって、叩くことが無ければよかったのですが・・・。


この事から、医慮崩壊と今後の見通しに関して一つの恐ろしい結末、

いや、現在進行形の医療崩壊のシナリオに関して気づきつつある事を

次回にまとめてゆきたいと思ます・・・。