習近平が4月に来日することは無くなったようだ。

一応は良かったが、この秋に再び来るとのことだから、単に延期で問題が解決した訳ではない。

別に習近平が日本に来ることに反対はしない。国賓でなければいつでも何度でも着てもらって構わない。天皇を巻き込むな、政治利用するなと言いたいだけである。

 

さて、中国では新型コロナ肺炎の終息を4月末とみているようだ。中国の専門家が発表した。そんな訳ねぇーだろうと誰でも思うはずだが。

しかし、いつまで経ってもパンデミックと認めないテドロスWHO事務局長、中国のスポークスマンと成り下がっているから中国が勝手に終息宣言を出したら、テドロスは言うだろう。

「中国の果敢な防疫措置の結果世界的なパンデミックになることを防ぐことが出来た」

と。

 

先日WHOは調査団を中国に送ったが、ここまで言うかというほど役立たずな調査報告だった。

中国を褒めるわ、褒めるわ、恥ずかしくないのかねえ。

 

「WHOは、新型コロナウイルスの感染拡大が最も深刻な状況にある中国の湖北省武漢や広東省などに専門家を派遣して中国と合同で調査を行い、24日夜、WHOの事務局長補を務めるエイルワード氏が北京で記者会見しました。
エイルワード氏は、武漢を事実上封鎖する措置などが取られたことで新たに確認される感染者の数が以前に比べて減っている、と中国の対応を評価し、各国は参考にすべきだと述べました。
(中略)
このほか、新型コロナウイルスの由来はコウモリである可能性がある一方、体がうろこで覆われている珍しい哺乳類の「センザンコウ」がウイルスを媒介した可能性があると指摘し、感染経路について調査を進めていると強調しました。」

(引用終り)

 

いまだに新型コロナウイルスの由来はコウモリだとか「センザンコウ」が感染源だという中国のバカげた発表を鵜呑みにして、繰り返すのだ。この調査団長は中国からいくら貰ったのだろうか。数億円?

生物兵器の疑いがあるし、人為的なウイルスの疑いが捨てきれないのに何も調査も示唆もしない。

「マネー、マネー」ということか。

 

ネットでは武漢のウイルス研究所は爆破され、跡形もなくなったとのうわさも流れている。ちょっと眉唾だが、脱線した高速列車をみんなの見ている前で地面に埋めてしまおうとする中国ならやりかねないのである。

 

私が心配するのは、中国の新型コロナ肺炎の嘘の終息宣言だ。

そもそも感染者数が嘘くさく、死亡者も嘘に決まっているから、終息も簡単なのである。数値をちょいと舐めればいいだけの話だ。実際は阿鼻叫喚の事態が継続していても、強権で終息宣言を出してしまう。

そして、テドロスWHO事務局長が中国の終息宣言にお墨付きを与える。

「早期終息は素晴らしかった。さすがは中国である」と。

そしてまたぞろ感染中国人が世界に拡散していく。

 

しかし、感染者は止まらないが中国はどうするつもりか。二つの方法が考えられる。

一つはある都市を全面隔離し、報道をシャットアウトすること。つまり徹底的に隠す。

もう一つは、今続いている感染は中国発ではなく、日本発つまり日本が感染源であるということにすること。

 

そしてそれはもう始まっている。

「戦後体制の超克」ブログに載っていた。

「…中華人民共和国日本大使館のHPには、以下のような記述があります。

 現在、新しい日本のコロナウイルス肺炎の流行状況は絶えず変化しており、日本の同胞はそれに注意を払っています。
 

新しい日本のコロナウイルス肺炎

  これではまるで、日本発の新型ウイルス肺炎であるかのような書き方になっています!」

(引用終り)

 

そう日本が発生源なのだということを中国は既に準備しているのだ。

だから中国はテドロスに命じて、今回の新型コロナ肺炎を「武漢」という地名は絶対に付けさせなかった。その時から日本起源も視野に入れていたのだろうか。

 

中国専門評論家の宮崎正弘氏が述べる。

「…中国「大本営」発表の「死者」と「罹患者」の数字は減少傾向を示している。えっ? 世界各国で増え続け、イランで五十余名が死亡、イタリアでもかなりの死者がでた。ついに米国でも死者が出て、日本では学校が休校になり、世界の主要国が中国からの乗り入れを次々と停止しているときに、発生源の中国で患者が減っている?
 明らかに作為による数字だ。もうカウントすることもやめているという説もある
。北朝鮮でも23名の死者が出ているとの情報がある。
 他方、四分の三の労働者は職場復帰し、中国の経済再生の拠点である各企業の生産ライン回復は間近だと、「よいしょ報道」もあるが、中国人の特性を思い出せば、逆さま情報操作は、常套手段である。
 1936年5月、日本軍に追われた蒋介石軍は河南省の開封と鄭州のあいだの花園堤防を爆破して奥地の西安へ逃げた、花園堤防の下流域は大洪水となって被害は安徽省、江西省にまで及び、農作物壊滅、水死で最低六十万人、最大百万人が死んだ。災害救援に当たったのは日本軍だった。
 蒋介石の右腕だった何応欽将軍は「あれは日本軍がやった」と書いた。

 

南京大虐殺はなかったのにあったと言いつくろって「記念館」を造った。天安門事件は「なかった」ことにした。南京では日本軍が入城したところだけ安全で、シナ人が大量にこの日本軍のもとへやって来た。虐殺はあり得なかった。
 中国では泥ボーが逃げるときは「泥ボー」と叫んで追っかける仕草をするのが常識である。

あろうことか、嘘放送のなかには「コロナウィルスは日本が発生源、日本に同情し、マスクを贈ろう」というキャンペーンが始まった。

(引用終り)

 

これは笑い事ではない。左翼の常套手段。堂々と黒を白と言いくるめるのである。日本人は誰も信じないが、中国にとって世界が信じてくれればいいのである。あるいは、日本が感染源だったかもしれないという「疑い」だけが世界に広まればいいのである。

 

宮崎正弘氏がいう「日本に同情し、マスクを贈ろう」というキャンペーンが始まった。」ということの一つの証左として、「武漢からの恩返し」と渋谷街頭でマスクの無料配布を始めた中国人女性のことを挙げている。

 

(ニュースより)

「マスクをしたかわいらしい子鹿が「武漢からの恩返し」と日本語で書かれた段ボール箱を抱え、マスクを次々と取り出しては11枚配っている。

 日本でも2月中旬以降、新型コロナウイルスによる肺炎の感染が日増しに拡大する一方、感染予防の必需品、マスクの品切れが続いている。

こうした中、中国湖北省武漢市の感染状況が最も深刻な時に支援の手を差し伸べた日本の社会全体に感謝の意を表すため、多くの在日華人・華僑が自ら進んでマスクの配布に参加した。

かぶり物の女性はSNSで「鹿鹿侠」と呼ばれている。その素顔は若い起業家で、新華社の取材に「甜甜(ティエンティエン)」と名乗った。

「日本の大学を卒業して日本で広告会社を起業した。この10年、中国人観光客と日本の企業のおかげで幸せな生活が送れている。中国では『我に投ずるに桃を以ってすれば、これに報いるに李を以ってす(どんなささいなことでも、受けた恩義には必ず返す)』という礼儀を教わった」と語った。」

 

(引用終り)

 

美談として報じている。もしかすると美談は本当かもしれない。中国人にもいい人がいるんだと。

しかし、不思議なのは、どこにもないはずのマスク、配布するマスクはどこから手に入れたのか、である。

宮崎正弘氏

「街頭でマスクの無料配布を始めた中国人が話題になっている。
 武蔵小杉と渋谷駅頭で、「武漢からの恩返し」とかの謳い文句とともに、人情話を演出、まさに田舎芝居、人民裁判で共産党員が演じたフェイク劇に似ている。
 そのヒューマニズムに驚いたのではなく、通行人からは疑問が先に立った。
「なぜ、こんなにマスクがあるの?」
「どうやって手に入れたの?」

 筆者が街を歩いても、クスリ屋、マツモトキヨシに開店前に長蛇の列ができている。店先には「マスク完売」「本日はマスクの入荷予定ありません」と張り紙があるのに、もしかしてと期待して並んでいるのだ。

(中略)

中国では泥ボーが逃げるときは「泥ボー」と叫んで追っかける仕草をするのが常識である。

あろうことか、嘘放送のなかには「コロナウィルスは日本が発生源、日本に同情し、マスクを贈ろう」というキャンペーンが始まった。

(引用終り)

 

このマスクはもしかしたら中国大使館の支給品かもしれない。日本が中国に送った日本製品の還流か。

つまり疑えばきりがないが、中国による「日本可哀そう」のキャンペーンの一環なのではないか。

それが拡大していくと、日本が感染源で困っているから、中国や世界は日本を助けようという流れになるかもしれない。

 

宮崎正弘氏はこれまで中国をずっと見続けてきて、そういうことは大いにありうると危惧するのである。