イギリスでは泥酔しないことにしている
ところが、今年の夏、エクセターを訪ねたおり
不覚にも深酒をしてしまった。
なんとかB&Bにたどり着いたが、起きた翌朝、
どうしてもイングリッシュ・ブレックファーストを
食べる気になれない。
まず大好きなソーセージが無理だ。
ベーコンのことも考えたくない。
カリカリのトーストだって、喉を通らなそう…
そこで、わたしは生まれて初めて
「ポリッジ」をたのんでみた。
予想に反して、
これがたいへん旨い。
痛んだ胃にとてもやさしい。
涙がこぼれそうになるくらい。
つけあわせのベリーとヨーグルトが美味しいのは
あたりまえで、毎朝のことだ。
なぜこれまで、ポリッジを避けて
この人生を歩んできたのだろうか?
それは、
「まずいオートミール」
というイメージを何人かの知り合いから
刷り込まされたせいだ。
そう、人のせい。
の、思い込みである。
肝心なことは
自分で試さないことには、
人生、損をするものだ
と今更ながらに思ってしまった
異国の朝であった。
3rd August 2016
St. Davids Hill, Exeter, ENGLAND