やっこさんのブログを読んだ後


まだ息子が小学校に通っていた時の

運動会に撮影した動画を見て

大号泣した悲しい




息子は人見知りだ



赤ちゃんの時から

ベビーカーを嫌がり

一歳半くらいまでは外出も抱っこのみで


育休中のママ友の集まりなどに参加しても

抱っこから降ろすと泣くので

ひたすら抱っこしていた



1歳から入った保育園も

クラスが変わる度に

新しい部屋と先生に慣れるまで

毎年数ヶ月かかった



息子は

初めての場所

初めての人に慣れるまでに

時間が必要な子どもだ



なのに



私はそれを待つことが出来ない

不安だらけの世界で生きてる母親



どうして周りの子ども達みたいに

馴染んでくれないのか


何が嫌なの?


抱っこばかり

泣いてばかり


なんでだよ…もうしんどい不安



また

保育園に行きたくないって泣いてる


ぐずぐずして

何なんだよ…


職場に遅刻すると連絡するのも

これで何十回目だよ


ああイライラする

うんざりだ…



そうして私は

息子にイライラをぶつけてきた




仕事はそんなに簡単には休めない

保育園を休むとママは仕事に行けない

休んでばかりだと仕事がなくなるかもしれない

仕事を辞めたらお金が稼げなくて困る

おもちゃもお菓子も買えなくなる



熱もないのにズル休みしないで

保育園に行かないなら

おもちゃはもう買わない



こんな言葉を幼い息子にぶつけて

もっと不安がらせてしまう



時には私の怒りが爆発して


息子の大切にしているおもちゃを壊したり

物に当たったり


「一人で留守番しててよ」


そう言って脅したりもした

脅すと泣きながら

保育園に行くと息子が言うのをわかっていたから




息子は

私の息子は


安心するまで

時間が必要な子ども



それは赤ちゃんの頃から

息子が全身で

私に伝えてきたことだったのに



それを受け入れず

否定ばかりして



息子が

この世界と関わるために必要な時間を

私が邪魔していたんだ



否定されながらも

少し休みながらも

息子は頑張ってきた




なのに

私や学校側の大人たちが

まだ幼かった息子を

力でねじ伏せるようにして

押さえ込んだのだから



息子がこの世界を

怖がって

信用出来なくなるのは当然のことだった





息子が学校に通っていた時の

運動会の動画が残っていて



一生懸命に走る姿や

順番待ちの時間に友達とじゃれたり

楽しそうにしている息子が映っていて



それを見た瞬間に

涙がドバッと溢れた




この楽しい時間を息子から奪ったのは私だ



息子は安全を確認しながら

安心して世界と関わることを

一生懸命やってきたのだ



それを

一番待つべきだったのは私なのに


待つことが出来ないどころか


息子がこの世界で

安心して泳ぐために葛藤をしていることに

気付いてあげられず



息子を否定し

急かして

不安なまま放り出し続けてきた


最低で

バカでクソな母親が私だ




「僕は不登校だから」


時々息子はそう言う


でも息子は今

安心して世界を泳ぐための準備をしている



私は絶対にもう

邪魔したりしない