天気のいい日で、川沿いの道をのんびり歩 いていたら、
その2人が向こうの方から全速力で走ってくるのが見えた。
2人は僕の目の前で立ち止まると、言った。
“君は泳げるか?”
“早いとこ渡らないと追いつかれちゃうぞ”
そのとき、向こうの方からお巡りさんが3人、
自転車ですっ飛ばして来るのが見えた。
“急がなきゃ”
僕たちは川に飛び込んだ。
川の中程まで来たとき、
向こう岸にも何人かのお巡りさんがいるのに気付いた。
しかも、拳銃を構えている。
彼らは突然、川の中に潜る。
そして、岩の下に隠された秘密のドアを開け、
その中へ入っていく。
ドアを閉める前に、彼らは振り返り、
一人取り残された僕に、にっこり微笑んだ。
“とにかく、誰かが犠牲にならないとな”
そして銃声が響き渡る。