「収穫の秋」と言われ、その自然の恵みである農作物の収穫に感謝する 新嘗祭 を控えた過日…。

 

     

 

観光地などは連休によって大賑わいの様子でしたし、私としてもどこかへ 紅葉見物 でも出掛けたいんだけれど、ここのところ売上が全く芳しく無いので、無い袖は振れぬとばかりに内心忸怩(じくじ)たる思いがしていました。

 

しかし、さほど遠くへ行かずとも紅葉ならぬ 黄葉(こうよう) であれば楽しめるスポットが大阪にはありますので、今回はそちらに皆様をお連れしようと思います。

 

 

 

 

と言うことで、スタートは 大阪ミナミの萬田 ではなく…?

 

     

 

ミナミの道頓堀 からスタートいたしましょう!

 

     

 

ウインドショッピングがてらぶらぶら散策するのであれば、一本お隣の「心斎橋筋商店街」が良いんだけれど、今回はあくまで秋を肌で感じる 黄葉の散策 ですので、これより御堂筋をゆるりと徒歩で北上してまいります。

 

     

 

しかし、11月と言うもののまだまだ暖かい日があったりするので、イチョウの黄葉は今ひとつ早い印象が否めませんか、それでも日中のポカポカ陽気は散策するのにもってこいの天候でございます。

 

 

 

少し歩きますと 道頓堀川 を渡ります。

 

     

 

ご存知、一本向こうの道は大阪ミナミを代表するスポットでございまして、この日も観光客らで相当混雑しているようでしたが、こちらはそこそこの人出ですからゆるりと進めるものの…

 

一帯は昨年頃より、元々あった車道5車線から3車線へと改良されたため、それによって 歩道がずいぶん拡張 されたことで至ってスムーズに歩けるのですが、その反面ドライバーらにとっては渋滞するスポットとして敬遠されているのも現実なのです。

 

     

 

と、ほどなくして 大丸百貨店心斎橋店 が見えてまいりました。

 

     

 

時は戦前の 大大阪の時代!

 

当時は斬新だった「ヴォーリズ建築」として竣工したものの、惜しくも1945年3月14日の 大阪大空襲 で上階が焼失し、戦後は進駐軍に接収されたという目まぐるしい歴史を持つのが手前の旧館でして、、現在も当地の老舗ランドマークとして不動なき地位を保っています。

 

     

※黒崎そごうメモリアルより引用/右が大丸

 

 

 

続いて、更に北上して交差する長堀通りを渡ります。

 

     

 

かつてはその名の通り「お堀」だった訳ですが、現在は地上が主要幹線であるものの、地下には クリスタ長堀 という誠にバブリーな地下街がありまして、これは負の大阪時代に建設された負のハコモノに他ならず、後に破綻したにもかかわらず現在も細々と経営が続いています。

 

そしてそして、少し見づらいのですが、右側のビルの奥にはかつてSONY商品のショールームだった ソニータワービル があったのですが、若き日に超絶美人だった 東ちづるさん が受付嬢などをされていたのも有名で、いずれのスタッフさんもべっぴんさん揃いだったため私も足しげく通った思い出が蘇ります。

 

     

 

 

 

さて、ここを越えますと一気に閑散としてまいりますが、実はそれまでの商業ゾーンから一転、この先は ビジネスゾーン へと入りますので、周りの建物なども一変するのです。

 

     

 

世界的な有名ブランド店もあったりしますが、ここから先は本来の5車線の戻りますので、銀杏(イチョウ)の木々も増えて色付きも良いような気がします。

 

     

 

ほどなくしますと、左手に 難波神社 が見えてまいりましたので、前途の安全を祈願すべく鳥居をくぐることに…。

 

     

 

ところで、この地域から先は 船場 という地名でございまして、「ぽぉ~~!」のギャグでお馴染みの船、場太郎…

 

     

 

いや、また間違いました。

その名の通り、大昔に船着き場が多数あったことに由来しているのですが、後に大坂城の城下町として形成が進み、現在は大阪屈指のビジネス街となっているのです。

 

 

 

そのためか、休日ともなると人影も少なく閑散としていますから、秋空の下で色付く 黄葉 は一層のまばゆい輝きを放つのでした…。

 

     

 

つづく