GW真っ只中、新中3の生徒が新たに英語を追加で受講検討していて体験授業を受けたい、ついてはご指名でとのことで塾生の体験授業を受けてきた。


既に英検準2級を保持していて、当個別指導塾では数学、季節講習で理社を受講しており英語は公文で通常授業受けているのだがどんな噂を聞いたのだか私の英語の授業を受けてみたいと申し出たとの事。


そこそこ出来るので学生講師のことをナメてしまいクセのある生徒なので、受ける受けないは私の判断で構わないと教室長からお優しいアドバイスも。


実際授業をしてみると、

1)問題演習時、時間管理をしていないので簡単な問題でも読解でも無駄に時間を使うことが判明。

2)ケアレスミスが目立つのだが、テスト全体得点で考えると悪くないので指摘されたことが無かった。

3)難読単語に意識がいきすぎていて、基礎単語の複数の意味迄意識回らず


授業開始15分で以上が判明。

それぞれについて、もし今後継続して授業受けるのなら

4級程度のドリルで短時間満点を目指すサーキットトレーニングを実施


社会人と違い、学生は満点というゴールがある。100点は決して目指せ無い目標では無い。小テストと定期テストは違うと思われがちだが、実際経験則として恒常的に満点を目指していると全ての科目で平均値90後半の維持は可能である。親や講師が満点をそれ程取ったことが無いからと目指す目標ではないと思わないでもらいたい。


読解も80WPSを目標に内容要約と設問該当箇所の正しい見つけ方

接頭語や接尾語、類義語や反意語、品詞による語尾の特徴等、単語熟語の覚え方の見直しと構文の意識

等を取り入れ弱点克服と基礎の強化を求めながら高校入試迄進め、英検も準2級プラスを受験するのか?2級を受験するのか?秋受験を目指し対策していくのか?そして高校入試にて英検の恩恵を狙うのか?連休中に保護者と検討して連休明けに回答するよう伝えて授業を終えた。


本人も自覚のある問題点をズバリ指摘されたことですっかり納得して帰っていった。

これまで誰もそんな事も指摘しなかったことも驚きだが、公文の先生も学校の成績に関心無かったのだろうか?

英検準2級を中2で合格は確かに立派なものであるが、上位校では更に上が居るし、帰国子女枠やグローバル教育、留学等を率先して勧めている学校ではまだまだ物足りない。


学校補習メインで指導していると、このレベルの生徒が来るとついつい誉めて終わりになりがちなのかもしれないが、大切なのは講師目線ではなく、当人のレベルと目標設定の正確さと道筋を示して指導することのはず。


保護者もこの事はよくよく理解して、英語は出来るから大丈夫では無く、更に伸ばす工夫と、通っている教室のレベルと感覚は冷静に見極めて欲しい。


因みにその生徒の母親より教室長に連絡が有り公文は今月で辞めるので来週から英語もお願いいたしますとの事。有り難いお話である。

お陰さまで週3の授業コマが全て指名生徒で埋まってしまった。教室長より追加の出勤日の打診も有り難いお話なのだが、、、