飾りのない言葉 | 大魔神カノンのブログ
2010-09-14 06:42:42

飾りのない言葉

テーマ:徒然
大魔神カノンのブログ-100914_053254.jpg

昨日は、6月22日に58歳の若さで他界された読売広告社の元プロデューサー、木村京太郎さんとのお別れの会がありました。

木村さんとは『美少女仮面ポワトリン』や『不思議少女ナイルなトトメス』、『うたう!大龍宮城』で一緒にお仕事をさせて頂きました。

当時、20代だった自分にとって木村さんは、自然体で仕事をされる、「憧れの大人」の一人でした。

甘いマスクに長身を包むダブルのスーツ。

ユーモアを交えながら楽しんで作品作りに携われていらっしゃいました。

ご自身は、とてもお洒落で、見識も広く、ジャズを始めとする音楽にも造詣が深い、ジェントルでインテリな方だったのですが、泥臭い東映のメンツ(^-^;)とも非常に気さくに、フラットに付き合って下さいました。

木村さんは代理店のプロデューサー故に、スポンサーの意向を作品に反映させるという役割を担われていました。

一方で、作品の「らしさ」を大事にされる木村さんは、スポンサーの要求が、作品の世界観にそぐわず、現場スタッフのモチベーションをも下げかねないと判断された場合は、自らスポンサーに出向き、諸々を調整して下さったりもしたのです。

スポンサーの意向を作品に仇なすものと考えていた当時の自分は、とにかくスポンサーの意向を聞いたら負け、ぐらいの勢いで作品に携わっていました(冷汗)。

そんな自分に対して木村さんは、システム論や建前を持ち出すことなく、やはりフラットに、こんな言葉を投げて下さったのです。

「みんなが幸せになればいいんじゃない?俺はそう思ってやってるだけだけど」

視聴者も、テレビ局も、スタッフやキャストも、スポンサーも…作品に触れているみんながみんな、それぞれの幸せを感じられれば素敵なんじゃないか。

懐の深い木村さんから、飾りのない言葉で、そう言われると目から鱗が落ちた感じで…ハリネズミのようにトゲトゲと神経質になっていた自分が小さく感じられました。

みんなを幸せにするために頑張るって大変なんだろうけどカッコイイなぁ…。肩肘張らずにそういうことが出来るのが大人なのかも。

大きな心で多くの幸せを願っていた木村さんの言葉を胸に抱きながら…不遜を承知で、その意思を少しでも継いでいければと思っている次第です。

木村さん、有難うございました。

あの世でまたお会いした時に改めて感謝の言葉を申し上げたいと思っています。

(高寺)

大魔神カノンさんをフォロー

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス