・入院中初めて【重症筋無力症】の確定診断に使用する【シングルファイバー筋電図】を受けたきさらぎ(仮)@既にMG確定診断済のダブル(トリプル)セロネガティブ
月曜日退院出所時間ギリギリの検査で
ジッター値84(バリバリの異常値)を叩き出し出所して来ましたヨー
・ちな。シングルファイバー筋電図ではジッター値50以下が正常。
【重症筋無力症】のヒトだと【ジッター値増大】の結果が出ます。
ジッター値60〜100の間だと異常判定
=シングルファイバー陽性
=【重症筋無力症】の診断名が確定する、と。
↓↓この結果を踏まえての【シングルファイバー筋電図】私見↓↓
・【単純血漿交換(PE)】治療後でQMGスコアが大幅に改善されていても異常値は出る。
○入院直後 QMGスコア23
○血漿交換(PE)5回施行後 QMGスコア16
症状改善・治療反応性と判定されて症状大幅減の時点でも【重症筋無力症】特有の検査結果に。
・プレドニン15ミリ/day、タクロリムス(プログラフ)4ミリ/dayを飲んでいても異常値は出る。
プレドニンを13年↑毎日服用中でもジッター値の増大は消失しない。
・きさらぎ(仮)の場合、検査を繰り返す中で正常に出たり異常値に振れたり。
データ5件のうち1件が正常、4件はジッター増大を確認、と言う具合なんですが。
これについては『血漿交換後の良い状態だからねえ』と検者ドクター。
異常値が一回でも出るかどうかが重要で、データに正常値・異常値が混じっていても無問題だそう。
・【マイテラーゼ】が出荷調整の関係で入荷せず。ブツが無いので検査時は7日間程マイテラーゼを切った状態だった。
コレは検査結果に影響したのかな??良く分からんデス
・月曜日のシングルファイバーでは途中から検者ドクターと同チームの下級ドクター2人が参戦。
一人一人検者ドクターの説明を聞きながら
針刺し→反応波を探る→データを出し判定までを実習。
おのおの異常値を出せてマシタ。
さすがは大学病院・若手ドクターの教育施設。イイ被験体になっとるがな。
・針刺し→波形を出し不用なデータを一個一個手作業でイジェクト→ジッター値を出す
通常【シングルファイバー筋電図】はこれを5セットやるそう。
※運が良ければ1セットで複数件、使用に耐えうるデータが取れたりも
・5セット中に異常値が一度も出なければ正常=シングルファイバー陰性の判定に。
検査データに正確を期するには20セット(!)やるらしい
・1セットでも結構時間がかかる&微妙に疲れるモノを20セット…終了時には検者も被験者もヘロヘロになってそうな。
・5セット…最悪20セットもやれば、神経接合部に脱力の原因があるガチの【重症筋無力症】ならば一回位は異常値が出そうだなー、と。
被験者側は何度も同じ動作を繰り返すんで、検査筋がイイ感じに疲れて来るし。
・検者の【腕(熟練度)】について。
【シングルファイバー筋電図】は出来る施設も技術者も少ない。下手くそな検者だと陽性(異常値)が出ない??
…などと、ネット上ではまことしやかに語られておりますが。
・きさらぎ(仮)の例では検者ドクターの説明を聞いて初めてやったドクター×2でも異常値が出たので、シングルファイバー陰性の原因を、検者の腕に求めるのは無理筋かな、と。
・そもそも正常/異常を検出出来る位置に記録電極の針を刺し、被験者が指定部位にチカラを入れなければ、解析データに使用出来る波形は取れませんからねえ…
・シングルファイバーは感度が良く、MGはほぼ100%検出。症状が出てない部位でもジッター値の増大が見られるそうな。
腕にMG症状が無い患者でも、腕で異常値が確認された例があるとか。
・シングルファイバーは余りにも感度が良すぎて狙った筋肉以外の波まで拾ってしまう事があるらしく。
そこを除外するのが【シングルファイバー筋電図は難しい】と言われる所以かな?と。
↑今日の夕飯は ボンドまん
ボンドちゃん大好き。めっちゃ可愛い…!
↑…と言いつつ脳天から真っ二つ。なーむー
味は塩っぽい??あんまりクリーム系寄りでは無いような?
・普通の中華まんが良かった。と言う意見を見かけたけど。
白いデカワンコの中味はむしろ白いアン以外はアウトだとオモ。
切ったら赤いのがスプラッ……きゃあああああ