VIDEO DJ

最近、日本でもSERATOのVIDEO SCRATCH LIVEを使ってDJをする人が増えて来たと思うんですが、勘違いしてる人があまりにも多いので、ここで一つ誤解を解きたいと思います。
僕は良くイベントなどでDJする前にMCの人に紹介されてから始めると言うパターンが多いんですが、そこでの紹介のされ方に問題が、フライヤーなどでもそうなんですが、『今夜、音と映像のコラボ、DVDJでプレイしてもらいます』みたいな事を良く言われます。。。

ここでハッキリさせたいんですが、勿論、今、僕がやっている事を解りやすく説明するにはDVDJと言う言い方が解りやすいのかもしれません、ですが僕は今までDVDJなんて一度もやった事ありません。

ではどういう事かと説明すると、

僕の使っている映像は全てMPEG4と言うデーターファイルです。DVDは一切、使ってません。
２台のターンテーブルを使って音と映像をコントロールします。

解りやすく説明するとDVDJとは！



このPIONEER DVJ 1000を使って行います。感覚的にはCDJとほぼ同じ感覚でプレイが出来ます。DVDは音も映像も奇麗なんで、そこが長所。でもDVDのDISCを変えないと行けないと言う不便な面もあります。（HIP-HOP DJ は素早く曲を変えたりするので）CDJから映像に行きたい人はこちらがお勧めです。



MIXERはこのSVM-1000が必要になって来ます。DVDJ２台にこのMIXERを購入するとかなりの高額になるので僕みたいな一般人には高値の花です。

さて今まで説明したのがいわゆるDVDJ (DVJ) と言う訳です。

そして今、僕がやっているのはSERATO社のVIDEO SCRATCH LIVE (通称VIDEO SL) と言うパソコンのソフトを使った新しいシステムです、と言ってももう２年近くやってますが。。。

そのパソコンの画面がこちら



このシステムをこのターンテーブル (レコードプレーヤー) を使ってコントロールします。



このターンテーブルを使って音と映像をコントロール出来る、つまりそこが今までのDVDJと大きく違う所、DJの経験が無い人にはこの違いがピンと来ないと思います。CDJ型のタイプのDVDJとターンテーブルを使ったVIDEO SLではミキシングやプレイのスタイルで出来る事、出来ない事に色んな違いが出て来ます。つまりDVDJはHOUSE MUSIC などミキシングを中心にプレイするDJスタイルに優れていてVIDEO SLはスクラッチや２枚使いを多様するHIP-HOP DJ向きだと言う事です。

そしてこのVIDEO SLに出会う前までの僕はレコードでプレイする事に必要以上にこだわりがありました。しかしこのVIDEO SLを初めて目にした時、ついに映像をなんの違和感も無く擦れる時代が来たんだと言う事に大きな衝撃を受け、今までデジタルでプレイする事に抵抗があったんですが、それ以上に魅力を感じて今までとは１８０度、スタイルを変えてVIDEO DJの世界にのめり込んで行きました。

そしてミキサーはMIDI対応のフェーダーを内蔵したミキサーでなければ行けません。
現在、僕が使用してるのはこの２機種！



まずメインで使っているのがSERATOオフィシャル ミキサーの RANE TTM 57 SL
少し値段は張りますがVIDEO SLでプレイするには最高のミキサーです。



そして現在サブでつかってるのが先日発売になったばかりのVESTAX PMC 05 PRO 4 RED BEAT です。値段がRANEの半額以下でパソコンのUSBポートを２つ使ってしまう以外は殆ど違和感無く使える優れものです。お勧め！！！

ちょっと話が脱線してしまいましたが、もう一度おさらいで、

DVDJ （もしくはDVJ） = DVDを使ったDJプレイ。

VJ = 他のDJのプレイにあった映像を生で音にはめて行く事

そして僕がやってるのは（呼び方はそれぞれですが）

VIDEO DJを訳してVDJ = VIDEO SLを使ってプレイするDJの事

と呼んでます。長くなりましたが、これからはVDJと言う呼び名で統一しませんか？

と言う要望でした。長々とお付き合いありがとうございました（笑）