タスクキル | 待ってたら季節はかわる

待ってたら季節はかわる

自作詩、愚痴、諦め、黄昏
言い訳、弁解、言い逃れ

あといくつ

懺悔、と付箋を付けたタスクを熟したら

ぼくは眠れるのか


愛しくて

見つめて

触れた肌は

ツミ、なんて枷をまた積んでいく

不道徳、なんて甘い果実の対価には

死なない程度にいのちを削る非生産事項が

よく馴染む

点と点

線と線

ちぐはくな物言いや交わらぬと

一蹴している生活は

その実

枷を産み続ける歯車で

アイ、なんて求めても

ヨク、なんて晒しても

赤信号をスキップで横断することや

心中で世の中に舌打ちして嘲笑うことや

ありふれて小さくもないインモラルと

同じなんだ

誰かを傷つけて奪うアイ、とか

道を走りゆくこどもの足をかける、とか

善人が唾を吐いて罵る事項だけを

日々研鑽していく

それら全てが

咎になるならほくそ笑む

罪になるなら手を叩く

枷になるなら安堵する


眠れないのは

誰かからのギフト

そうして削られるもののために

また

ひとつ

コウフク、という付箋を

その快楽に付ける

破り捨てながら

タスクを塗りつぶし


おわりをゆめに

眠らぬ夜を

眠らずに越えよう

明日は


…あればあれ

なければ、なく

みえないものは


みない、まま…