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3.11の大震災を受けて、わがヒルサイドはチャリティグッズを販売することに決めました。

収益の100%をIRC:国際救援委員会に寄付します。


震災後すぐにNYにいるパートナーと話すると、向こうはすぐにやろう!と乗ってきてくれて感動したのを覚えています。


しかし、パートナーのエミールが「漢字を使おうよ」と言うので、正直、でた!アメリカだ!と面食らったのも覚えています。

いわゆる日本のステレオタイプですね。

僕が初めに感じたのは、それはあまりにも僕らのブランドのクリエイティヴ・ディレクションとは違うのではないか、ということ。


確かに、僕はいまだに柿渋や黒染めなど、日本の伝統技術を使った生地を時間をかけて仕込んでいますが、それは素材であって、ヴィジュアルではないのです。

なので難しいのでは、と思いました。

それから1週間も考えてしまいました。


とにかくボトルネックになっていたのが、漢字。

漢字が付くとスカジャンとか漢字入りデニムのように、和風アメカジ路線が強くなってしまう。。。
(全然悪くはないですが、僕らのコンセプトにあわないのです)


そこで、漢字だけれども、デザインとして考えられるものをどうにか考えなければならず、苦心しました。

もちろん、被災した日本にとってもゆかりがあって、それでいて日本だけに向けられるメッセージではなく、押し付けがましくなくて・・・・・・つまり魔術が働く必要がありました。


そして、やっと出会ったのが「和」という漢字。


大きく、明朝ではなくゴチックで、下地と同じくらいの分量で漢字を入れれば、幾何学的な文様にも見えるはず、そう考えました。

そして1週間後、エミールとの電話に臨んだのです。