確信

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義母は少しずつ前の義母に戻って行きます。


あと少しで出て行くといっても一応大掃除は手伝いました。


部屋の掃除、窓拭き、ワックスがけなど。



「あら〜、ゆみちゃん。ちょっと窓拭き雑なんじゃな〜い?

網戸やサッシをふいてくれるのはありがたいけど、サッシに砂が残ってるわよ」



いやいや、てかここのサッシ、一体何年掃除してないんだよ。



確かに少し砂は残ってるけど、かなり時間かかったんだけど。



何年も掃除してないサッシを、全てわたしにやらせるつもり?




掃除のあとはおせち作り。



私の実家はおせちを作ってましたが、買ったかまぼこなどを重箱に詰めるのみ。



黒豆や昆布巻きなど作るものもありましたが、基本簡単なものでした。



おせちはちゃんと手伝ったことがないので、私は義母の手伝い。



「ゆみちゃんておせち作れない子なのね〜

私に聞くばかりでわかってないのね。

まぁ、ゆみちゃんの実家は共働きだしね〜

こういうのは出来ないか」



は?バカにしとんのか、このババァ。



数日前まではしおらしく泣いてたのに、離婚が白紙になった途端これか。



「おせちは確かに作れません。

おせち作りには関係ありませんが、私はお義母さんにされたことは一生忘れませんから。

とくに実家や結婚式場に突撃されたこと、過呼吸になる前に、お前が悪いと殴られそうになったこと、忘れませんからね。

あんなことがあって、私だけでなく、慶太くんやお義兄さん、お義父さんともこれまで通り仲良く出来ると思ったら大間違いですよ。

お義兄さんにまで追い出されるなんて笑っちゃいました。

さっきうちの実家が共働きだからと言ったけど、お義母さんも離婚されたら働くんですよ?

共働きより大変そう」



ここまで言うつもりはなかったですが、私は最近だいぶ我慢してたので言っちゃいました。



「ちょっと失礼なんじゃない⁉︎病人に向かって!」



「病人て、うつやパニック障害じゃないんでしょ?

しかも離婚が白紙に戻ったら買い物行ったりお菓子やごはんバクバク食ってたやん。

普通病人なら良くなったり悪くなったりして完治じゃないの?

次の日には元気っておかしいやん。

そんな病気勘違いだから」



「何なのその口の聞き方は!」



「母さん?どうしたの?」



少しお義母さんの声が大きくなったので慶太くんが入ってきました。



「大丈夫よ〜ごめんね〜」



何この変わりよう。本当気持ち悪い。



やっぱり嘘だなこれは。