ニコちゃん山荘の敷地に隣接する道路、約40メートル。
1年半程度空家になっていたらしく山荘へのアプローチすら分からず、ぱっと見はどこ?
って感じ。
敷地に隣接する道路の排水溝は敷地内の樹々の落ち葉と土砂で完全に埋まり切り、更には草まで生えて草原化してます。
雨が降ったら道路の水ってどうなるんだろう?
って言う状態。
と言うか、敷地を見渡しても人が住んでいる気配が微塵もない。
山荘が敷地の入り口から見えないように設計されてる事もあって敷地の入り口に気付かなかったらただの林にしか見えないんですよ。
ここに家が有るとはとても思えない・・
(南西側道路に隣接する山荘の敷地、塀代わりに溶岩石の大きめな石が置かれて敷地と道路を隔ててますが、草木が道路まで被さる様に生い茂り、その枯れ葉や土が道路の端っこの排水溝を完全に覆っています。 画像中央の大きな「もみの木」2本の間が山荘へのアプローチ)
(同じく南側に隣接する道路、奥までおよそ30メートル。 南側は南西側より酷いですね。より大きく樹々の枝が道路にはみ出してます。 道路端にU字溝のコンクリート蓋が有るはずですが全く見えません)
防犯上有利って言う説も有りましたが、妻が
「かっこ悪いからなんとかしろ!」
と言うことも有って先ずは隣接道路の排水溝と道路と敷地の境の塀代わりになってる大きめの石を掘り出す事にしました。
(開墾には最強だったツルハシ)
先ずは道路に大きくはみ出した木の枝やササの茎を剪定挟みとノコギリでカット。
その後、シャベルで排水溝を覆う土を取り除こうとしたら草や木の根がしっかりと土中に張り込んでてスコップが地面に刺さりさえしない。
ココで最強だったのが「ツルハシ」でした大小2種類のツルハシを用意してましたが、大のツルハシは太くて硬いアゼミの根っこすら一撃で粉砕。
スコップを入れる前に大ツルハシで地面を刺しまくる。
かなりの重労働ですが、重機を使わない人力作業ならこれしか方法が無いのでは?
第二次大船中、日本兵は進駐した南洋の島々に重機無しでジャングルに飛行場まで作ったらしいですが、ツルハシとスコップ、土砂を運ぶ一輪車と天秤棒だけで作ったと聞いてマジかよ〜?
って思ってましたが、大ツルハシが有れば確かに不可能ではなさそうです。
(南西側道路の溝掘り途中の画像)
(同じく南西側道路と南側道路)
(南側道路はU字溝が埋まってました)
Before &After見ると大差無いですかね? (笑)
しかし、文系・営業職だった自分の人生でツルハシを振るう機会に恵まれるとは想像した事すら無かった訳で、ツルハシが穴掘りでこんなに威力有るとは思っても見なかった。
昔みた「巨人の星」のテレビアニメで主人公のお父さんである星一徹が道路工事の仕事でツルハシを懸命に振るってるのを見て「なんで穴を掘るのにツルハシなんだろ? スコップの方が良くね?」って子供心に不思議だったのですが50年ぶりに理解出来た事は喜びでした。