■毛沢東も蒋介石も中国人を信用しなかった


中途半端な資金力の企業が対中投資するとこうなる・・・

という見本ですが

こういうのは日常茶飯事で、

長く中国に投資していると、

毟られていたことに気づくのも会社が傾いてから・・・

というのんびりした話になるようです。

中国政府ぐるみで日系企業乗っ取り?現地社長が8億円横領

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071118i101.htm?from=navr

(読売)


 中国・江蘇省昆山(こんざん)市淀山湖鎮(てんざんこちん)に進出している洋服メーカー「冨田(とみだ)」(愛知県一宮市)が、地元政府ぐるみの企業乗っ取りで業務を妨害されているとして、中央政府の商務省に救済を求める異例の直訴を行った。

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 こうした経緯からみて、一連の不正には政府関係者も関与している可能性が高いといい、同社は商務省に対し、「背景には土地などの公共財産を流用しようとする官民の癒着がある」と訴えている。


つまり、政府ぐるみで日系企業が乗っ取られたわけで、

これは中国では珍しい話ではありません。


ちなみにこの「富田」は対中投資の不透明さから

五年前に民事再生法を申請しており、

本当に最近横領等が発覚したというなら

のんびりした話であります。


私の会社のボスも、昔大手メーカーの役員をしていた時に中国担当でして。

その恐ろしいまでの盗人根性は、いくら契約を完全に施したところで

官の一存で如何様にもなるのでどうしようもない・・・

と身に染みた経験から、


我が社の社訓は

「中国と仕事をするな」

であります。


で盗人や契約反故は、共産国家の常でありますが

それでも万国共通の倫理観があります。

だから、一応「悪いことだ」という認識はある。


だから無茶苦茶でも言い訳はする。それがまた酷い。

こういう根性は永劫消滅しないのでしょう。


「 悪夢のような中国進出の実例 」

http://yoshiko-sakurai.jp/index.php/archives/date/2006/12/21

(櫻井よしこ)




反故にされる契約

紹介された通訳は韓国生まれの中国人だった。

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腹に据えかねた藤沼社長は公安当局に訴えると言った。すると通訳が、怒ってはならない、日本は日中戦争でひどいことをしたじゃないかと窘めた。氏は冒頭で紹介したように極めて日本的な人情に厚い人物で、日本の歴史にも詳しい。そこで日中戦争は日本ばかりが悪かったわけではないと猛烈に主張した。南京大虐殺も中国が戦後になって言い出したと、具体論を展開した。中国側は藤沼氏の勢いに押されて、当局への訴えはなしにしてくれと申し入れてきた。


欠陥製品は“日本の陰謀”

スッタモンダの末に、農機具が出来上がり、第一陣が日本で販売されると、途端に苦情が殺到した。再び信じ難い事態がおきていた。

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こんな欠陥製品が市場に出たのだ。ユーザーは入れた燃料が漏るのに気がついた。苦情を受けて分解すると、ネジ山がつぶれ、折れていた。説明を求めると、中国側は言った。

「我々はそんなことは絶対していない。日本人の仕業に違いない」と。

藤沼氏は呆れはて、ネジの欠損を埋めるのに使用された新聞紙を広げて写真に撮って、突きつけた。

「中国語の新聞じゃないか。これでもシラを切るのか」と。

それでも、彼らは言い張った。「日本人の陰謀だ」と。

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中国から最終的な引き揚げが完了したのは2000年のことだ。足かけ5年、氏が体験した中国の本質は、今も変わっていない。


この「通訳」というのも注意の必要な存在でして

形はどうあれ、現地まかせで用意してはいけない。


この通訳や現地コーディネーターというものからして

100%中国共産党の息がかかっていると思っていい。


こういうのが所謂美人局なんかもあてがうわけです。


だからいざとなると

段取りよく飛び道具が飛び出す。


でどちらにしろ中国人を信用してはならないというのは

中国人自身の教訓でありまして、

蒋介石の戦後を見ればよくわかります。


■友人なら日本人にかぎる


国共内戦の旗色がおかしくなってから、

アメリカにも見捨てられた蒋介石は、

最後は日本人に頼ることになります。


元支那派遣軍総司令官だったかつての敵でもあり親友であった

岡村寧次元大将に「助けて~」と懇願します。


誠に厚かましい限りでありますが

日本人の人情の厚さといいますか

乞われると断れない。


岡村元大将は極秘に富田直亮元少々はじめ精鋭数十人を組織。

共産党の紅団に対し白団と名づけられます。


その白団はその後の台湾国民党軍の建て直しにも

多大の貢献をするわけです。


そして、台湾を人民解放軍の「台湾解放計画」から救ったといわれる

金門島攻略戦

で不敗の共産党軍を破ったのが

これまた蒋介石に請われて国民党軍参謀として極秘参加していた

根本博元中将であります。


蒋介石は、とにかく友人に裏切られ続けました。

友人と言うのはもちろん「中国人」同胞です。


忠実であるはずの将校にも裏切られ、


「中国の友人とはもっとも危険な存在である」


というのは、蒋介石、毛沢東に限らず

為政に携わる中国人の共通する思いであるといっても過言ではない。


で最後の最後にまた日本人に頼るわけです。


蒋介石自身、

「日本人はその全てが実直・信頼できるといっても言い過ぎではない」

などと言っていたのですが

それでいて、当初台湾統治において反日施策をするわけで

シナ人というのは本当によくわかりません^^


参考 小笠原清 「蒋介石を救った日本将校団」