■沖縄戦没者を侮辱する人たち
対支以外ではまだ良識の残っている読売が
まともな社説を書いています。
沖縄集団自決 検定への不可解な政治介入
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20071002ig90.htm
(10月3日付・読売社説)
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たいした保守議員であります。
ねじれ国会対策か知りませんが、妥協の箇所が違う。
それとも、野党、マスコミあげての世論扇動に対して
怖気づいた?
こちらは露骨な・・
↓
沖縄知事らが文科相と面会
意見撤回要請-集団自決の軍強制削除で・教科書検定
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2007100300045
(時事)
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~検定制度に政治介入があってはならないが、
皆さんの気持ちを反映させるよう~
立派な政治介入であります。
新しい歴史教科書をつくる会の教科書採択、検定見直しについて
少しでも政治的介入の匂いがすると
「政治介入反対・検閲反対」
と叫んでいたのはどの勢力であったのか?
今回も叫べ。
そうか、検閲反対、政治介入反対といいながら
「大東亜戦争」を「太平洋戦争」に呼称変えするプレスコードには
文句を言わない、ダブルスタンダードと一緒ですね。
ところで県会議長はこのように言われる。
「沖縄県民137万人の総意を受け止めてほしい」
これについては
だめ狼さんにコメントいただいた産経抄から
朝日への反駁?
【産経抄】10月3日
http://sankei.jp.msn.com/life/education/071003/edc0710030254001-n1.htm
(産経MSN)
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まぁ、私としては、無理やり動員された人数が何の「県民総意だ」という話なのですが
産経の数字に対する疑問を補足しますと
↑
こちらは9.29大会ではなく、
同所で行われた
「3月5日、米軍再編に反対沖縄県民大会」
の様子です。
この時も会場の混雑具合は9.29程度。
主催者発表では「3万5千人」となっています。
で、私はこの沖縄県民大会の性質を鑑みて
県会議長の
「沖縄県民137万人の総意を受け止めてほしい」
という言葉に政治的欺瞞を感じるわけです。
もともと県民大会は各種左系団体の組織的動員はおろか
左派政党の組織的政治扇動によっていました。
↑
これは、「像のオリ」沖縄県民大会の際の様子ですが
ゼッケンに「日本共産党」などと「政党名」を前面に出して
「県民大会」を堂々と謳う間抜けな時代でありました。
さすがにこれでは「市民運動」を標榜するにはまずいと思ったのか
近年では政党名の露出は控えられています。
しかし実態は「反自民」政党の政治扇動であって
市民の自発的意思による県民運動などとはとうてい呼べません。
今回も、労組、県議会、自治体、
そして、政党の組織的動員による、政治アピールセレモニーに
過ぎないのです。
県議会は県民大会指示を決議し、各自治体に動員指令をだします。
また教育長自ら、個別教育機関に対し、
教師、及び生徒の動員を指示しています。
そして、交通労組協力のもと、会場へのバス輸送を無料にするなど
必死の動員攻勢をかけました。
*大量配布された無料乗車券
また、
民主党からは、
菅直人代表代行、川内衆院議員、大島参院議員
などが参加するなど、
党主導での大会協力を前面に出しています。
もちろん、民主党と共闘する
日教組、労組、解放同盟他の組織動員が主力を務めます。
まぁ、こういった各種団体の幟の数をみれば
組織的動員の実態がわかるというもの。
何が「県民の総意」であるのか?
これほどの組織的、反強制的動員指示をもってしても
既存の県民大会動員力に本土応援隊が合流しても
数万人程度と、従前と比べてあまり拡大していないのです。
しかしながら、執拗に続くプロパガンダは
ジワジワと県民意識を侵食していくでしょう。
さて、沖縄戦にて犠牲となられた県民に対し、
敵ではなく、自国軍にして命を奪われたと声高に叫ぶひとは
戦没県民を侮辱しているのではないかと。
自決を強要され、その理不尽に抵抗せず従った、
主体性のない人々であったのか?
皆までは言いません。
ところで、イデオロギー政争の道具にされる沖縄ですが
冷静に連綿と続く生命の重みというものを考えると
甚だ愚かであると感じることが多い。
こちらのエッセイに共感することがあったので紹介。
この久村さんと言う方がどういう思想の方かは知りません。
でもこういうことなんだなと。
↓
大田實という人
http://www.hisamura.com/ohta.htm
(久村真司さん)
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国語の先生だそうですが、
この生命観というか、散華された県民に対する慈愛とは何か
を考えるにおいて、非常に共感を覚えました。
屍上に我あり・・・です。