あんまり人様の死に際して批判的なエントリーは書かないようにしているんですが

ちょっと悩みましたが備忘録的に。


宮本顕治テーゼ

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昭和天皇崩御に際し、機を見て、反天皇制のキャンペーンを首謀。


重大な御容態の最中、共産党・赤旗編集局において

日頃の反天皇制論調とのバランスが検討されていた。


斯様な時期に天制批判をすれば国民から反発を受ける。

編集において控えよう


という方針が出された。


これに対し宮本は


「なに馬鹿なことを言っているんだ。ここでこっぴどく叩くんだよ

マスコミが騒いでいる異常事態を批判し、逆に天皇に集中砲火を浴びせるんだ。

チャンスだ。来年の選挙の事は考えるな。徹底的に天皇を叩け。」


宮本共産党の昭和天皇御重篤に際しての

当時の党対応基本方針



・天皇は侵略戦争と人権抑圧政治の最高責任者

・共産党各地域機関において、ご平癒記帳所を粉砕せよ

・元号制及び天皇元首化反対闘争開始せよ

・天皇死去(崩御)及び新天皇即位に対し、反天皇制を叫べ

・天皇死去(崩御)の際の黙祷に関する地方議採決に反対せよ。

・新天皇即位の祝賀行事に反対し粉砕せよ。

・治療が長引いた時は、マスコミの賛美報道を批判せよ。

・以上基本方針を全党員に徹底させよ。


この方針にただひとり反対しご平癒を願って記帳した

共産党大阪羽曳野市長津田一朗は袋叩きにあい自己批判をさせられる。


宮本は傘下の代々木病院医師を集め

天皇病状分析研究会」を結成。

テレビ報道・宮内庁発表から推測される独自カルテを作成。


社会的反響などを考慮する宮内庁発表に対し、

「ごまかし・嘘だ」

と批判する。


やがて分析医師団は、各発表などから

すい臓癌と推定。


赤旗紙上において病名明記と

同時に天皇制攻撃を開始。


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不破体制以降は宮本体制と決別?

私はそうは思いません。


単に世論を探りながら党勢維持にやっきなだけでしょう。

牙をむき出しの宮本体制。

牙を隠す現共産党。


根底に流れる、コミンテルンの革命情報喧伝でしかない

反天皇、我が国戦時責任の追及・・・

そんな尻尾を抱えたまま

解放同盟・創価糾弾しても説得力0.


なわけで、その尻尾をとっぱらったら多少は見直す。


というか

解同も総連も創価も共産党が育ての親じゃん^^


宮本顕治元共産党議長 死去
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/07/18/d20070718000113.html

(NHK)



昭和6年に日本共産党に入党し、昭和8年に治安維持法違反などで逮捕されて終戦直後まで獄中生活を送りました。


治安維持法など?

リンチ殺人でしょ?



宮本氏の死去によっても、現在の共産党の指導部が進める路線には大きな影響はないものとみられます。


そりゃないだろう^^

牙を隠す路線に転換したんですから。


ところで宮本氏。

勲章欲しい病だったそうで。


どこかの大先生にそっくりですが

権力掌握のプロセスもそっくりです。


昭和の怪物・・・

私の年代には感慨深い。

ちと寂しい気はするな・・・・・


ご冥福をお祈りします。