1798年にイギリスの経済学者で牧師でもあったトマス・ロバート・マルサスは、食料の生産性が段階的に上がっても、指数関数的に増加する人口がこの生産性を上回るので、壊滅的な食料不足に陥った人類は、1890年までに人口過多が原因で滅亡するという予測を出しました。
このトンデモ理論は、後に1968年にアメリカのスタンフォード大学で生物学者をしていたポール・R・エーリックによって支持され、人類の際限のない繁殖が大規模な飢餓を誘発し、今度は1970年代後半までに全人類の5分の1が餓死するだろうと予測されました。
しかし、実際人類は滅亡することもなく、地上で暮らす全ての家族がそこそこ広い庭付きの一戸建てに住んでも、アメリカのテキサス州の面積にすっぽりと収まってしまう程度の人口にしかならなかったのです。
ちなみに人類の人口が順調に増加または安定するためには、全ての女性が二人以上の子供を出産しなければなりません。
なぜなら人類には男と女が存在しますが、子供を出産できるのは女性だけだからです。また、人は増え続けていく一方ではなく、必ず死によって減少していく存在でもあるからです。
しかし、実際には子供たちが大人になるまでには「様々な問題」があり、病気や災害、戦争や犯罪などに巻き込まれ、成人することができないという可能性もゼロではありません。
そして、この「様々な問題」が必ず起こることとして考慮に入れると、世界の人口を安定させるためには、全ての女性が三人以上の子供を出産しなければならないのです。
それでは日本を含めた先進国では、この出生率が実現されているでしょうか?
間違いなく実現できていません。
その反面、発展途上国やイスラム圏の国々では出生率が上昇しているというデータもありますが、先程も申し上げた通り、この様な国々では先進国と比べて「様々な問題」が起きる確率も高いと言えるので、世界の人口増加を支えるほどの出生率にはなっていないのが現状なのです。
特に先進国では、子供を産みたいと望んでいる女性は減り続ける一方なのに、死んでいく人間の数は減らないのですから、人口過多が食料問題や環境問題を誘発しているということは陳腐な神話でしかないのです。
国連食糧農業機関(FAO)と国連世界食糧計画(WFP)の発表によれば、我々は以前よりも少ない土地でより多くの食料を生産する技術を獲得しており、アフリカ大陸と同等の面積が現在の農法で食料を生産すれば、全人類を養うことができるとしています。
また、国連の世界食糧計画(WFP)が挙げる飢餓の主な原因は
貧困 戦争(地域紛争) 自然災害 環境の過剰利用(環境負荷) 貧弱な農業インフラ
であり、ここに「人口過多」は含まれていません。
飢餓に直面している人々に食料が届かないのは、様々なインフラの整備不足が原因であり、人口を減らしたところで残りの人々に食料が届いていないという状況は何も変わっておらず、飢餓自体がなくなるわけではないのです。
飢餓の原因の一つである貧困は、人口過多によるものではないかという問題提起に対しても、人類がどのように様々な技術を発展させてきたかを考えれば、ここに因果関係がないことが分かります。
昔の人のコミュニティは「マルチタスク型社会」であり、食べて生きていくためには朝から晩まで生命維持に必要な様々な仕事をこなし、自分の時間を肉体労働に費やして一日を過ごさなければなりませんでした。
しかし、人口が増加していくに従って、人類は徐々に「シングルタスク型社会」に移行していったのです。
これはより大きなコミュニティが形成されると、様々な仕事を他の誰かが肩代わりしてくれるようになったということです。
あまりオススメはできませんが、お金さえあれば全ての食事を外食にして仕事に専念することもできますし、生命を維持することには直接関係のない趣味のような時間も捻出することができるようになったのです。
分担と分業が当たり前になってくると、一つの仕事に専念することができるので、その道のプロフェッショナルが育ち、専門性と生産性も上がり、技術は格段に進歩します。
つまり人口の増加は、コミュニティに創造的な解決策を模索する頭脳が集積されることから、飢餓や貧困の直接的な原因にはならないということなのです。
実際に貧困層の人々は、より大きな都市部のコミュニティへ移動した方が、貧困から脱する機会を得られやすいというデータもあります。
もちろんこれは差別や搾取をする者が都市部にいないという前提がなければ成り立たないことですし、田舎が貧困を生んでいる原因だということではありませんので、誤解しないでください。
そうは言っても、世界人口は2011年には70億人を突破し、2020年には80億人を超えてきた現実を見れば、私のブログは机上の空論のように読めることでしょう。
しかし、世界人口は1804年に10億人に達し、1927年には2倍に増加しました。
ここまではよいのですが、1960年までにはその半分(1.5倍)しか増えておらず、1975年では1.3倍です。
その後も1.25倍→1.2倍といった具合で、成長率だけを見るとだんだん小さくなっているのです。
原因としては、この40年間で子供を産みたいと望む女性の数が(特に先進国で)極端に減少しているからです。
これも子供を産みたいと思わない女性が悪いと言っているわけではありません。
ただ、世界人口が順調に増加するためには、15年間で2倍の成長率が必要であり、上記に挙げたデータを見る限りでは、人口過多が原因で世界がパンクしてしまうようなことは絶対に起こり得ないのです。
このデータを踏まえて世界人口の推移を計算した国連は、2030年から2050年の間に98億人から100億人でピークを迎えても、その後は20年ごとに10億人が失われていき、その下降は止まることがないと予測しています。
また、もう少し早い見立てをしている別の研究者によれば、あと60年もすれば世界人口は70億人に逆戻りするだろうとも言われており、人口が増え続けていく心配はないとしているのです。
ここまで見てくると、世界はいかに広大で恵みに溢れているかが分かります。
全人類がそこそこ広い庭付きの一戸建てに家族と暮らしても、アメリカのテキサス州に収まってしまうわけですし、全人類に必要な食料を生産する面積でいえば、アフリカ大陸ほどの大きさがあれば、他の土地は遊ばせておけるほど有り余っているのです。
ここに紹介した例は極端かもしれませんが、石油や電気に関しても同じことが言えます。
我々は常に何かが足りないという状態に洗脳されており、なけなしのお金を支払わなければ何も手に入れることができないと信じ込まされています。
例えば水で走る自動車やフリーエネルギーの技術は絶対に世に広まることはなく、発表されても握り潰されてしまいます。
地球温暖化も詐欺であり、資源の奪い合いに見える紛争も、両建ての存在が中心にいる構図ができている戦争ビジネスに過ぎません。
公衆衛生の分野についても、この四年間で世界中がプランデミックという詐欺に騙されてしまいました。
巷では今回の新型ワクチンが「人口削減」に使用されたという陰謀論をよく目にします。
私も真偽のほどはハッキリと断言できませんが、今回のワクチンで実行されたかどうかは別にしても、「人口抑制」のためにワクチンが有効的な手段の一つであるとされているのは、公にされた紛れもない事実です。
で、あるならば、ここまで読んできた過程で、むしろ積極的に少子化対策は推進したとしても、逆に人口(出生率)を抑制する必要性は全くないと理解できるはずです。
ましてや人口削減なんてことは、そもそも人間が考えてよいものではありません。
それではなぜ、支配者層の人間もどきは、傲慢にもこのような悪魔の所業を平気で思いつき実行に移せるのでしょうか?
これは旧約聖書の最初の書物である創世記に記されている「神の祝福」にまで遡ります。
神が世界と人間を創造した時はアダムとエバに、そして大洪水で地上を一掃した後ではノアの家族に、それぞれ「生めよ、増えよ、地を満たせ、地を従えよ」という内容の祝福を与えています。
この祝福はアダムとエバ、ノアの8人の家族だけに与えられたものではありません。
彼らの子孫である我々一人一人にも与えられている祝福なのです。
ですから、どれだけ人間が増え広がったところで、我々が暮らすこの地上世界は元々何かが足りなくなるような、ちっぽけな土地の広さや資源の規模ではないのです。
もちろん人間が持っている負の側面を見れば、際限なく資源を浪費して貧困や環境破壊などを引き起こしてきました。
ですが、多くの人が集まったことによって技術が進歩し、その様な貧困や破壊を未然に防ごうと考えたのも、また同じ人間なのです。
このような人間の可能性や愛といった正の側面を、自分たちが発明した「民衆から搾取する経済システム」にとって邪魔な存在だと見なした支配者層の人間もどきは、この神からの祝福を民衆から奪い去ってしまおうと考え、全てを「恐怖」によってコントロールし、我が物にしてしまおうと活動しています。
その彼らがついている真っ赤な嘘が「人類は増えすぎた」ということであり、全ての欺瞞がここに繋がっているのです。
人類は増えすぎた、だから地球が温暖化している
人類は増えすぎた、だから感染症が蔓延している
人類は増えすぎた、だから資源が枯渇している
人類は増えすぎた、だから汚染が広がっている
人類は増えすぎた、だから食料が不足している
人類は増えすぎた、だから監視しなければならない
人類は増えすぎた、だから管理しなければならない
人類は増えすぎた、だから間引かなければならない
これらは全て嘘です。
何度でも言いますが、この地上世界には十分すぎるほどの恵みが神によって備えられ、内包されています。
騙されてはいけません。
これが支配者層の常套句なのです。
ただ、残念なことに彼らの計画、ひいてはサタン(悪魔)の計画は非常に功を奏し、順調に進んでいると言わざるを得ません。
我々が無意識に受け入れてしまっている
農薬 放射能 ワクチン 加工食品 食品添加物 フェミニズム 様々な医薬品 遺伝子組換え食物 腸内細菌叢の悪化 汚染された水と空気 精製された小麦と砂糖 抗生物質を与えられた肉や魚…etc
これらの原因に加えて「神への反逆」が、人間の「不妊」と「不自然な性」(LGBTQ)を作り出す結果を招いています。
そしてこの問題がより深刻なのは、当事者がその原因に気付かず、むしろ喜んで受け入れているところなのです。
不妊症で悩まれている方はご自身でいろいろな原因を調べて解決策を模索していますが、仕事で活躍する働きたい女性にとっては、未婚や子供がいないことが普通になった社会の方が生きやすいのです。
LGBTQの支持者に関しては、支配者層が世界中に浸透させたい「グローバリズム」(偽りの多様性)の尖兵となり、ナショナリズムを廃棄することに加担させられていることにも気付かないまま、自分の権利を主張して気持ち良くなっている始末です。
もう一つ残念なお知らせをしておくと、この狂った世界はいずれ人口が減少したとしても回復したりはしません。
このまま破壊され続けます。
皆さんにとってはバカバカしい世迷い言に聞こえるかもしれませんが、理由を申し上げると、私のような聖書の預言を信じている者にとっては、この狂った世界を最終的に回復させるのは神だと知っているからです。
ですから、狂人が治める世の中が更に荒んで不法がまかり通り、壊れていけばいくほど、確信をもって終わりの時が近いと知ることができるのです。
むしろこの世界が回復される可能性を何か別のものに見出すことができる人がいれば、是非ともその根拠をお伺いしたいものです。
先ほど支配者層やサタン(悪魔)には計画があると書きましたが、狡猾なサタンは超綿密な計画をこれから先の世界でも展開していくことでしょう。
ですが、そんなものをいちいち暴く必要はありません。
サタン(悪魔)の計画、それは「人殺し」です。
これ以上でもこれ以下でもありません。
悪魔の計画は実にシンプルで、いつの時代でも「人を殺すこと」なのです。
キリスト教的に悪魔の計画が何かと考えれば「背教させること」もあるのかもしれませんが、背教させるなんてことは既に達成されているも同然です。
教会はとっくの昔に形骸化され、異教の神と風習を拝んでいます。
それよりも、人間がこれ以上増えないようにし、神の存在やイエス・キリストの福音に目覚める前に殺してしまうことが一番手っ取り早いのです。
赤ん坊には注射針を、成人には3S(スポーツ・セックス・スクリーン)政策を、老人にはまた注射針を与え、考える力を奪い、何もかも忘れさせて殺してしまうのです。
これが悪魔の手口です。
神の祝福を全て呪いに変えて
「人間は死ね、淘汰され、地から消え去れ、地を従えるのは私だ」
と宣言したのがサタン(悪魔)なのです。
でもちょっと待ってください。
悪魔の計画だけではなく、ちゃんと神様の計画だってあるのです。
私が先に挙げた神様の御言葉である「生めよ、増えよ、地を満たせ、地を従えよ」という祝福には、ただ子供をたくさん作って増えろといった意味だけがあるのではありません。
神様は全知全能であり、この世界の全てを創造された永遠なる御方です。
人間の頭脳では計り知れない無限大の御性質を持っています。
この無限大の御性質を三つに集約すると「聖」「義」「愛」です。
そして人間はこの神様の似姿として創造されました。
ですが神様の無限にある御性質の全てを、一人の人間で表現することは不可能です。
それでも人間に死が入り込む前であれば、その表現に悠久の時間を費やすことは可能だったかもしれません。
しかし、人間の寿命は限られてしまいました。
ですから神様は御自分の果てしない御性質の一つ一つを反映し、神様と共に歩む人間をたくさん地上に増やしたかったのです。
だから人間には個性の違いが一人一人にあって、素晴らしい才能を多く受け取った人は、神様の栄光のためにそれを世界に向けて輝かすことが求められているのです。
また、イエス・キリストの十字架の御業が完了した後の世界では、彼の福音(良い知らせ)を一人でも多くの人に宣べ伝える役目を担う人、神様の仕事を地上で行う人がたくさん必要です。
もちろん神様は人間の助けを必要とされるような御方ではありません。
神様は今でも休まず働いておられ、一人でも多くの人を罪と悪魔から救い出したいと願い、聖霊を世に送られているのです。
ただし、選択の自由が与えられている人間は、神様の存在を探し求めることなく、聖霊の呼びかけにも心を開かないまま、人生を終えてしまうこともあるのが現状です。
あなたも神様の御性質を反映するために生まれてきました。
あなたが与えられている神様からの贈り物は何でしょうか?
それがどんなに些細なものだったとしても、必ずあります。
怖いことも書きましたが、この様な神様の御計画や約束が書かれているのが聖書という書物です。
私自身、今はもう「待ったなし」のかなり緊迫した終末の世になっていると思っています。
何を信じて手にするかはあなた次第です。
まだ間に合います。
ぜひ聖書を手にとって神様の祝福と十字架の福音(良い知らせ)をその目で確かめて体感してください。
長文を読んでくださり、ありがとうございました。