この冬は四国でも昼間の気温が2℃の日もあり

今日の夕方過ぎもすでに2℃だった

 

寒くなるとよくあるトラブルで

昨年から何台も交換している箇所をご紹介

 

まずはIKZエンジンの噴射ポンプからの燃料漏れ

 

   

 

作業がしやすいようにパワステタンクを前に引き寄せ

パーツクリーナーで洗浄し

最後にFUELホースを抜いて作業を始める

 

   

 

NEセンサーはボディに付いているOリングなので

ナット締め付けても改善されず交換するしかない

  

アッパーカバーを取り外す

 

 

 

問題のOリングは亀裂とかは無く

固くなり痩せてOリングとしての役目が果たせなくなっている

 

   

 

取り外すのが固いから少し浮かしてニッパーで切断

新品と比較をしてみた

断面の丸さと直径は大きく違っている  

   

   

 

アッパーカバーも取り外すのでゴム製のパッキンも交換です

 

    

 

あと車をお預かりした際にエンジンを始動させようとすると

スターターの勢いの無さに出会う時も多い

 

毎日乗りながら少しづつの変化だと分かりにくいのかも知れない

明きからに遅いと数日中にエンジンの始動は不可能になる

原因は単純にバッテリーの問題が多い

 

HZJ70のスターターの勢いが無いので気になり点検

 

    

 

始動前に測定すると24.72Vだから

単純に1個あたり12.36Vの性能ということになり

元気の良いバッテリーからすれば大丈夫かと思うような状態

     

   

 

IGをオンにしてグローを入れると

さらに落ち込んで24Vを下回り1個単位では11.6Vとなる

 

   

 

この状態では不安なので交換

そうすればグローをONしても余裕で24Vはキープ出来る

   

新品に交換すればお客様にも分かる程

エンジンは勢いよく回転する

寒くなると特にバッテリーの状態には注意が必要です