ワンーナー35万キロのランクル100のお客様が夜遅くに突然ご来店

どうしたんだろう? 何かあったのかなと心配はしたけれど

話しを聞いてみると仕事帰りにキーを回してもエンジンが始動しない、セルが回らない

次にキーを回すと始動するということで偶然代車があったのでとりあえずお預かり

   

翌日メカとボンネットを開けて確認

キーをひねるとカチカチとスターターに振動はあるのでスターターの故障だと判断

   

      

   

走行距離からも内部パーツは色々と交換したい

そうなれば価格的にも割安となり仕上がりは確実なDENSOリビルトを手配

    

      

   

35万キロお疲れさまでしたと言いたくなるスターター

圧縮が高くて重かったはずのディーゼルエンジンを回していたギア部

   

     

  

取り外した時にはリングギアも確認

錆びた跡は付いているけれど減りは問題無さそうな指の感触だった

   

     

   

スターターを交換してエンジンをかける用意をする

  

   

  

当たり前だけどキーを回すと一発で始動

交換前は2回目の操作でスターターは回り出すけれど勢いが少し悪かった

キーを回した1発目で回らないトラブルとはまったく関係は無いけれど

エンジンの勢いが無いのはすぐに分かり気になっていた

   

バッテリーが弱いのかも知れないと思っていたけれど

スターターを交換後は勢いよく回っている

回転が遅かったのはスタータートラブルのせいだったようだ

    

気になり過去のデータをPCでチェックしていた

するとちょうど5年&10万キロだったのでバッテリーもそろそろ寿命かなと思っていたけれど

始動時の勢いが戻ったのでまだ使用出来そう

  

    

  

カオスの力なのか偶然当たりのバッテリーなのかは別として

このバッテリーまだまだ行けるところまで働いてもらう

いつまで寿命が続くのか、油断は禁物なので始動時の音の勢いを聞きながら乗ってもらうことにする