この日の自分のOTは11時49分。申告深度は-83m。朝一組とサポート組は朝早く出て、自分一人宿に残ってストレッチ等をしながら時間を過ごします。
朝7時に起きているので宿を出る10時半まで3時間半。この時間、自分と向き合うのですが、どうしても色々な事を考えてしまい、勝手に緊張感を高めてしまいます。自分が行った事のない深度だと恐怖感もあるし、今まで練習して来た事を走馬灯の様に思い出してみたりと、なかなか無心にはなれないですね。
競技開始10分前。この日は風が強くてプラットフォームの上に居ても身体が冷えました。
3分前。
潜行中。ソナーで深度を追ってます。-40mまで約40秒フィンをキックして潜行して、そこからは何もしなくてもマイナス浮力となった身体は深海へとフリーフォールしていきます。フリーフォールで約40秒で漸くボトムプレートに到達し、タグを取って浮上です。
浮上には約1分20秒程度掛かりますが、後半は足にかなり疲労感を感じます。この日は初めての-80m超の深度へのチャレンジで、リラックスして浮上できず、ちょっと急ぎ過ぎた感があり、ダイブタイムは短かったものの、その分酸素を消耗する浮上の仕方となってしまいました。
バハマでは6回潜るチャンスがあるので、課題は次のダイブで対処して1本毎に潜り込みや耳抜きのテクニックや潜行・浮上スピード、リラックス・レベルなどの精度を高めて行きます。