映画『チャタレイ夫人の恋人』でコニー役を演じたエマ・コリン。




 Young European actresses.

 ヤング・ヨーロピアン・アクトレシーズ(英国編)Part.2(チャタレイ夫人の恋人編) 





 Emma  Corrin



 エマ・コリン





 U.K.ケント出身。

 国籍=英国

 女優



 ※エマ・コリンのPart.2では、彼女の代表作の1つを紹介する。 









 "Lady Chatterley’s Lover"

 『チャタレイ夫人の恋人』


 2022年、英国・米国映画。

 原作
 「D・H・ローレンス」
 "Lady Chatterley’s Lover"より、

 監督
 「ロール・ド・クレルモン・トネール」

 脚本
 「デビット・マギー」

 音楽
 「イザベラ・サマーズ」

 撮影
 「ブノア・デルオム」 






 コンスタンス・リード(コニー)レディ・チャタレイ役のエマ・コリン。






 オリバー・メラーズ役のジャック・オコンネル。






 エマ・コリンとクリフォード・チャタレイ男爵役のマシュー・ダゲット。




 出演
 「エマ・コリン」
 (コンスタンス・リード(コニー)レディ・チャタレイ)

 「ジャック・オコンネル」
 (森番のオリバー・メラーズ)

 「マシュー・ダゲット」
 (クリフォード・チャタレイ男爵)

 「ジョエリー・リチャードソン」
 (ボルトン夫人)

 「エラ・ハント」
 (フリント夫人)

 「フェイ・マーセイ
 (ヒルダ・リード、コニーの妹) 
















 ※クリフォード・チャタレイ男爵と結婚したコンスタンス・リード(コニー)は、英国の田舎町チャタレイ邸に移り住む。

 クリフォードは、第1次世界大戦に従軍した。彼は、すぐにクリフォード邸に戻ることになった。

 クリフォードは、腰から下の下半身が麻痺し車椅子の生活になった。
 クリフォードは、それと同時に男性器の機能を失い、性交渉ができない肉体になった。

 クリフォードは、自身の日常生活の世話を召し使いにやらせるのではなく、コニー1人に世話をさせる。
 そのうち、クリフォードはコニーに無理なことを強要し、彼女を罵倒するようになり、コニーは夫に対する愛を完全に失った。
 そんな時に、コニーはチャタレイ家の森番(下層階級)のジャックの裸を見る。

 コニーとジャックは階級を関係なく肉体関係をもつようになった。
 コニーは、性的にも、貴族の女性としても独立し、自由な考えをもつようになっていく。


 ※D・H・ローレンスの作品は『チャタレイ夫人の恋人』だけでなく他の小説も低俗なポルノ小説と言われた。
 しかし、『チャタレイ夫人の恋人』の映画化だけでも9本に及んでいる。
 映画化・映像化された歴代のチャタレイ夫人役の女優を見ると、役柄が貴族の出身ということもあるのか、セクシーな女性ではなく清楚な女性の設定で、歴代女優も清楚系の人が多い。
 D・H・ローレンスの原作『チャタレイ夫人の恋人』では、チャタレイ夫人(コニー)の容姿は小説では明確に書かれていない。
 エマ・コリンも上品で、オール・ヌードなど、大胆なシーンを演じているが、作品は格調高く下品になっていない。  
 
 ※監督は、フランスの女優でもあるロール・ド・クレルモン・トネールで、撮影監督は同じフランス人のブノワ・デルオムを呼んだ形だ。監督にとって撮影監督(日本ではカメラマン)はどこの国でもパートナー(女房)のようなものでコミュニケーションの問題からも同じ国のコンビが多い。








 ※『チャタレイ夫人の恋人』のプレミアでのエマ・コリン。 







 ロンドン・フィルム・フェスティバルで、左からボルトン夫人役のジョエリー・リチャードソン、エマ・コリン、フランスの女優で監督のロール・ド・クレルモン・トネール、クリフォード役のマシュー・ダゲット、オリバー役のジャック・オコンネル。 






 エマ・コリンとジャック・オコンネルのツーショット。 










 ※エマ・コリンは、映画の役柄と違い、私生活では尖っている感じだ。
 エマは、公式に自身がクィアであることを公表している。
 性的マイノリティーで、男性でも女性でもない存在と認識されている。
 エマは、丸坊主にしてみたり、かなり私生活の外見はラジカルだ。