今日は国際結婚をテーマに書いてみようと思います。

実はあんまり「国際結婚」って言葉好きじゃなくって、今まで敢えて使わないようにしていたのですが、面白いことを思い出したんで本日に限って解禁します。

何でこの言葉が嫌いかというと、なんといいますか、そこはかとなく漂う「特別感」に馴染めなくて。

「国際結婚」があるなら「国内結婚」って言葉があったって良いじゃないですか。
山形と沖縄の「国内異地方結婚」って言葉があったっていいじゃないですか。

国籍関係無く誰と結婚しようとも、それぞれ別の家庭で育った以上、生活慣習の違いに戸惑うことはどのご夫婦にもあると思うんだけど。それと同じですよ。少なくとも我が家は。

あとイギリスじゃ、外人同士の結婚なんてゴロゴロしているんで、実際自分が「国際結婚」していると自覚したのは、結婚から1年近くたってからだったってのも、違和感を感じる一因かもしれません。

とは言うものの、育った環境が余りに違い過ぎて、国内結婚ではまず発生しない驚き、みたいなのが我が家ではたまに起こるわけでして。そのいい例を皆さんにご紹介しましょう。

***************

私達夫婦は、とある田舎のパブでランチを食べていました
そこに20代とおぼしき若いカップルがバーカウンターに。彼氏が飲み物の注文をしました。
その話し声を聞いたスーさんが、女将をひじでつつきます。

「ねえ、ねえ、そこに立ってる若い男の人見える?ピンクのワイシャツの」
(モグモグ) うん」
「彼の英語聞いた?」
(モグモグ)いや」
「彼、絶対パブリックスクール出てるよ」
(モグモグ) ふうん。なんでそう思うの?」
「だって話している英語がクイーンズイングリッシュだもん」
「(なるほど) で、パブリックスクールってのは何なの?」
「(!!!今頃その質問ですか!)ロイヤルファミリーや、金持ちの子息が通う私立学校だよ!」
「そういうことね。・・・・・・・・・・・・・。ってことはさ、私の下の弟、パブリックスクール出ているよ

「ええええええええっ!!!」

「だって学習院大だもん。あそこ皇室の人達が通う学校だから同じでしょ」
「聞いてない!僕そんなの聞いてない!女将の弟がパブリックスクール出なんて!」
「あと女将の中学の同級生で中国に赴任しているT君。香港で一緒に食事したの覚えてる?」
「うん。糖朝の看板の下で一緒に写真撮った」
「彼も学習院だよ」
ええええええええっ!じゃ彼も皇族と同じ学校?(とてもそうは見えなかったけど)」
「うん。第一志望に落ちて、仕方なく通っていた可能性もあるよ」
「し、仕方なく?あり得ないよ、そんなこと!パブリックスクールに受かって渋々なんて!」

もちろん英国のパブリックスクールと学習院大学を一緒に考えるのは、ちょっと、いやかなり違うことなんですが、これが「国内結婚」であったら、もっと違った会話になるのではないでしょうか。

その点では国際結婚も、面白いかもなんて思ってみたりして。

お蔭様で1位になれました!蟻x10(ありがとう)

も少し夢を見させて下さい。