シマノがこの夏に発表した新世代のMTBコンポーネントは今のところDi2のみとなっておりますが、いくつかワイヤー式の方でも有用なテクノロジーが入りましたので、今後出てくるであろうワイヤー式のコンポーネントにも期待したいです。
その最たるものが個人的にはリアディレーラーのスタビライザー機構ですね。今まではワンウェイクラッチでドラムブレーキを作動させるものでしたが、この方式だと部品点数が恐ろしいことになりますし、トラブルがつきものだったので新しい2重構造のスプリングで出来たスタビライザーは魅力的です。
今までのよりレスポンスも良くてチェーンが暴れるのをさらに防いでくれます。
形状的にも切り株や岩に引っかかりにくいというのみ魅力的です。
もうひとつは、これは確実に実装されると思いますが、9Tから始まるトップギアの恩恵でロー側を45Tと小さくすることができたことです。
これ簡単にいうと1段分軽いんですよね。
さらにディレーラーが高いところに来るのでぶつけにくいというのも大きいです。
見た目にもドライブトレインがコンパクトになっているので格好いいですし。
この2点はワイヤー式コンポーネントにも引き継がれると思うので、早く出てきてくれるといいですよね。
Di2は高くないと言えない価格なので、やっぱりワイヤー式を待ちたい人がいっぱい居るでしょうからね。


