限定生産のチタンシリーズFARGO Tiがモトクロスインターナショナルに入荷しました。
当店にもすぐに届くと思います。

SALSAは最近までチタンをトップモデルに据えるメーカーだったのですが、レース志向の高まりによってカーボンに置き換わりラインナップから落ちていました。(生産工場から品質管理が厳しすぎてやってられないと言われていたという話も聞きますが)

現在のFARGOはブーストリアエンドのかなりごついバイクになりましたので、自動的にフレームが重くなっていました。カンフーチュービングからコブラ会チュービングになり骨太になったんですよね。

ですから、チタンにすることで強い骨格でありながら重量を削ることが出来ます。
これは非常に魅力的ですよ。
ごつくなっただけでなく、ジオメトリもさらにラフロードでの安定性と更なるアクションを可能にするものになっており、限界が非常に高まりました。

私の乗っている旧モデルがひらひらしているのに対して、新しいものはどしっと落ち着いています。
ひらひらしている方が乗りやすいんじゃないかとお思いと思いますが、あるスピードレンジ以上ではスタビリティが何よりも重要です。暴れまくってまっすぐ走らせるのが難しい領域では、何より矢のように直進するバイクがほしいです。
ブレーキングでも安定しているということは、強く制動できるということです。
つまりあっという間に減速できるのでますますスピードを出すことが出来ます。
曲がる技術はたくさんあるので上手くなればなるほど曲がるのは余裕になりますが、まっすぐ走らせるのはバイクの素性が良くないと難しいです。
その点で今のFARGOは理想的です。
そしてチタン、一生の相棒としてこれ以上のバイクはないと思います。

エンドは今までのオルタネーターのプレートをそのまま使用できます。
リダクションプレートによって142mmエンドに、スロットタイプエンドによって135mmにもできます。
過去の資産を活かすこともできるんです。

右のエンド部分にある切欠きはベルトドライブのベルトを通せるように切れています。

うちにすでにTIMBERJACK Tiが届いていますが、仕上げも文句なしに美しいです。
価格は税込419040円と相当高価ですが、10万近くするカーボンフォークがついていますので、妥当かなと思います。
二度と手に入らない限定生産のフレーム、大事に乗りたい人には最高だと思います。